「お掃除を賢く手抜きしたい」
今回は「お掃除を賢く手抜きしたい」というテーマについて、
らくらくお掃除研究会著「知識ゼロからの手抜き掃除」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、賢く楽できるお掃除術について学ぶことができます。
突然ですが、キレイは保ちたいけれど、丁寧な掃除をつづける時間も体力もない!
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
要点を抑えて、効率的なお掃除をしていくことができるでしょう。
それでは具体的な方法を解説していきます。
「掃除しやすい環境づくり」
一言でいうと「掃除しやすい環境づくり」です。
家族の安全、清潔、快適さ、そして心の安らぎのため・・・
お部屋はキレイに掃除しておくに越したことはありませんよね。
しかし、仕事や子育てをしながら、
掃除とは多くの家庭において「作業と作業の隙間時間」でこなすことを強いられるのが現実です。
だからこそ心がけたいのは「隙間時間でも取りかかれるような、掃除しやすい部屋づくり」、
本書ではそのようにおすすめされています。
お掃除に関して起こる問題には必ず本質的な原因があります。
しかしそこから目をそらして対処法ばかり行っていても、一向に根本的な解決には至りません。
なぜ、いつも思い腰を上げて掃除しないといけないんだろう?
そんな問題の根本的な解決のために、この動画を参考にしていただければと思います!
ここでは掃除しやすい環境づくりの方法について
ポイントを3つに絞ってみました!"
・敵の正体を知ろう
・掃除しやすいインテリアへ模様替え
・根を生やさないうちに手を打とう
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「敵の正体を知ろう」
まずはじめに「敵の正体を知ろう」について解説していきます。
本書「知識ゼロからの手抜き掃除」で叶えたいテーマは、「らくらくなお掃除」「掃除の効率化」。
ざっくり言えば「掃除の手の抜きどころ」とも言えるでしょう。
このことについて本書では、「楽をするには知恵を絞ろう」ということで様々な提案がされています。
本書ではそのなかでも、らくらくな掃除を実現するために必要なのは、
成敗したい敵の正体を抑えておくことだと主張されています。
掃除をおこなっていく上での二大敵は、皆さんご存じの埃とカビです。
ここではそれぞれの要素をご紹介していきます。
・埃
一口に埃といっても、その内容は
綿などの繊維クズ、花粉、砂、泥、食べ物のくず、人から出るフケやアカなどにカビやダニが発生したものなど。
このように、様々な要素が絡まって成る物質だということです。
・カビ
カビとは菌類の一部の姿を指す言葉ですが、菌類だからこそ胞子で増える生き物です。
空気中には多量の胞子が舞っています。
胞子は埃について増殖することもあるので、水場だけでなく居間でも油断ならない相手です。
何故ならば、アレルギーや皮膚病などの原因となりうる敵だからです。
このように敵の正体を知れば、お掃除とは単に見た目を整えるための作業とは思えなくなってくるはずです。
病気の元、悪臭の元にも成るカビと埃。
お掃除の楽を目指す以上、この敵の存在を理解して、効率的にやっつけていきたいものです。
「掃除しやすいインテリアへ模様替え」
続いて「掃除しやすいインテリアへ模様替え」について解説していきます。
隙間時間でぱぱっと掃除に取り掛かるために、
まずは効率的にお掃除がしやすくなるようインテリアを整えてみましょう。
ここでは本書で紹介されている、お掃除しやすいインテリアの整え方を3つ取り上げます。
・家具に隙間を作る
・飾り棚は、高く
・そのアイテムは必要か
それでは順にみていきましょう。
・家具に隙間を作る
掃除機をかける前に、棚と棚の間に道具が入る程度の隙間を開けておいて、ハタキで埃をかき出します。
柄の長いハタキならば立ったまま掃除できて、埃が舞う量も抑えられます。
・飾り棚は、高く
可愛くディスプレイしたい棚は、掃除のしやすさを考えれば肩からお腹までの高さがベスト。
本書ではそのようにおすすめされています。
低い場所ほど埃が溜まりやすいものですが、床から離れた位置ならばその点も少しは安心。
そして、小物が飾ってあっても、ハタキを掛けやすい位置と言えるでしょう。
・そのアイテムは必要か
根本的に「そのアイテムは必要か」見つめ直すことも本書でおすすめされています。
代表例としてあげられているのが、カーペット。
あると心地よいカーペットですが、何かをこぼすたびに大きな布の洗濯イベントが発生します。
そして、掃除機をかけようにも吸い込んでしまって、掃除機が止まってイライラ・・・ということもあるあるですね。
しかし、そのカーペットは本当に必要なものか今一度振り返ってみてください。
例えばカーペットを無くしても、ほかほかスリッパを履けば足の寒さ対策になる、など工夫はできます。
当たり前に所有しているお家のアイテムについて、その必要性を今一度見つめ直してみましょう。
以上3つのインテリアの整え方について見てきました。
らくらくなお掃除への近道としてぜひ取り入れてみてくださいね。
「根を生やさないうちに手を打とう」
最後に「根を生やさないうちに手を打とう」について解説していきます。
本書ではらくらくなお掃除の秘訣について、汚れを「予防」することは大切であると主張されています。
掃除しやすいインテリアを整えるのと同様に、
お掃除をらくにするには、予め汚れが蓄積するまでに手を打っておくことが賢明だといいます。
先ほどはお掃除の2大敵ということで「埃」「カビ」の正体についてご紹介しましたが、
ここでは特に「カビ」の予防策についてもう少し具体的に見ていきます。
カビの性質を詳しくみると「染み込む」「飛び散る」という特徴があります。
染み込むとは、胞子がついた場所で根を張って、育ってしまうということ。
飛び散るとは、胞子が飛んで増えてしまうこと。
また埃に絡みついたりして舞い上がったカビは、天井などとんでもないところにも発生するといいます。
つまりカビを予防する方法とは、カビが根を生やして居着く前の対策となります。
例えば本書でおすすめされている浴室のカビ対策として次の方法が挙げられています。
・浴室壁のタイルのつなぎ目にロウソクを塗る方法。
→ロウが水を弾くので、カビがつきにくくなるといいます。
・浴室のドアなどのパッキンには、歯ブラシにクレンザーをつけて擦り込む。
・浴室の椅子や桶は、残り湯でつけおき洗いする。
→残り湯に漂白剤を入れ小物類をつけておき、翌朝に取り出してシャワーで流せば完了です。
以上、カビ予防の方法についてご紹介しました。
これらの方法は、特にカビや汚れが定着する前に「毎月第3土曜日」など定期的なタイミングで手を打つことがおすすめとのことです。
ぜひ試してみてください。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「カビや埃の正体を理解して掃除に挑もう」ということ
そして「インテリアや事前の汚れ予防で掃除しやすい環境を整える」ということでした。
「楽のためには知識を」が本書の1つのキーワードだと受け取れます。
やっつけたいカビと埃の知識があれば、敵の正体を知って予防ができ、お掃除すべきポイントも見えてきます。
そして、もう一つは「汚れる前の予防」というキーワードでした。
溜まった仕事を片付けるには労力を要しますが、
エクササイズ感覚で毎日5分だけハタキをかければ、さほど苦では無いものです。
お掃除は早めにコツコツ、小さく対策しておくことが大事です。
本書ではほかにもお家の様々な場所のお掃除対策が紹介されていますので、ぜひお手に取ってみてください。