「アイテムを工夫してお掃除の時短がかなう」
今回は「アイテムを工夫してお掃除の時短がかなう」というテーマについて、
松橋周太呂(まつはし しゅうたろ)さん著「人生の「掃除の時間」をグッと縮めるすごい家事」
をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、余計にかかっていた掃除時間を減らす方法について学ぶことができます。
突然ですが、こまめな掃除が面倒…。
掃除をサボっていたら頑固汚れになっていた…。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
たまにおこなう大掃除で頑固汚れも簡単に落とすことができるでしょう。
「優秀なお掃除アイテムを活用する」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「優秀なお掃除アイテムを活用する」です。
著者の松橋さんは家事大好き芸人としてテレビなど多数メディアで活躍されている方です。
そんな松橋さんはもともと家事が面倒くさいと感じていた一人。
その面倒な家事をどうやって早く終わらせるかをどんどん追及していった結果、
今では早く家事を終わらせる時短テクニックを極め、時間に余裕が生まれたのだとか。
汚れがついた時点ですぐに対処すれば簡単な掃除で済む、頭では皆さん理解されているでしょう。
しかし現実では他の家事や用事に追われて、こまめに掃除することはなかなか叶わないものですね。
今回は著者がおすすめする市販の洗剤、またお掃除グッズに変身するお家にあるアイテムを取り上げていきます。
ここでは掃除の時短をかなえる便利グッズについて
ポイントを3つに絞ってみました!
・優秀な洗剤を取り入れる
・家にあるものをお掃除アイテムに変える
・スポンジだけで汚れを落とそうとしない
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「優秀な洗剤を取り入れる」
まずはじめに「優秀な洗剤を取り入れる」について解説していきます。
松橋さんの分析によると、
掃除によって一番損をしているのは、
・こまめな掃除をしない
・一方で汚れをためすぎない
そのようなタイプの人だと言います。
本書の表現だと、そのようなタイプは中間層のタイプだと呼ばれており、また大部分の人が中間層にあたると伝えています。
中間層のタイプの人はこの程度の汚れなら軽度汚れの洗剤で大丈夫だろうと判断し、
頑固汚れなど中度汚れ用の洗剤を手にしない傾向にあります。
また中間層の人が住む家の汚れは、すでに軽度汚れ用の洗剤では通用しないことがあると著者は伝えています。
自分は中間層のタイプかも?と心当たりがあれば、
思い切って中度汚れに効く優秀な洗剤を取り入れることがおすすめです。
ここでは本書でおすすめされている、楽に汚れを落とせて、掃除時間の短縮につながる優秀洗剤を3つ取り上げます。
●優秀洗剤1. 超電水クリーンシュ!シュ!
水を電気分解して実現したpH12.5のアルカリ性により、
油汚れを浮かす力・除菌力・タンパク質の分解力に優れた洗剤です。
水100%の成分を持つため、人が触れるものなど一般の洗剤を使いたくないところにも使えます。
●優秀洗剤2. オレンジX
鮮度の高い貴重な天然オレンジオイルを使用した洗剤です。
クレヨンやボールペンの落書き、シール跡などお子さんのいる家庭の汚れに重宝します。
また柑橘系の良い香りでノミやダニを寄り付きにくくしてくれるので、ペットのいるご家庭でも安心して使えます。
●優秀洗剤3. 茂木和哉さん
汚れ落とし研究家の茂木和哉さんの開発した水垢専用洗剤です。
蛇口やシンクの白い汚れ、お風呂の鏡の汚れ、
コンロや鍋の焦げなど、ありとあらゆる水垢汚れを酸性と研磨の力で簡単に落とします。
研磨といってもシンクや鏡を傷つけない配合で作られているため、どんな場所にも使えるのが嬉しい洗剤といえます。
以上3つの優秀洗剤をご紹介しました。
通常の洗剤に比べて値の張るものもありますが、
お金を使って時間を節約していると考えれば、むしろ今までの洗剤よりもお得なのではないでしょうか。
「家にあるものをお掃除アイテムに変える」
続いて「家にあるものをお掃除アイテムに変える」について解説していきます。
掃除グッズは何も買うばかりではありません。
あなたが家の中で何気なく使っているものも実は優秀なお掃除アイテムに早変わりします。
ここでは本書で取り上げているお掃除アイテムの中から3つご紹介します。
・キッチンペーパー
洗剤を含ませて汚れのある箇所に貼り付けるときに活躍します。
たとえば窓枠や天井など、洗剤が付着しにくい部分のカビ取りとして、
湿布のように洗剤を染み込ませて貼っておくと、汚れに吸着してくれます。
・ボディタオル
繊維に凸凹があるボディタオルは網戸の汚れ落としに使えます。
実はブラシよりも優しく、スポンジよりもキメが荒いので、
網戸にピッタリと吸着しながらも網戸を傷める心配がありません。
・眼鏡クロス
繊維が非常に細かいため、雑巾ではかき出せない汚れまで落としてくれます。
柔らかい素材なので、壁紙の拭き掃除などデリケートな部分にも使ってみましょう。
強くこすっても安心です。
先ほどご紹介した超電水やセスキ炭酸ソーダ水、これらを吹きかけて使うと効果抜群になります。
以上身近なモノがお掃除アイテムになる3つの例をご紹介しました。
本書ではこの他にも身近に使えるお掃除アイテムが沢山取り上げられていますので、気になったらぜひチェックしてみてください。
「スポンジだけで汚れを落とそうとしない」
最後に「スポンジだけで汚れを落とそうとしない」について解説していきます。
キッチンの流し、お風呂掃除、シンク…どれもスポンジで洗っていませんか?
一見便利なスポンジですが、実は欠点があると本書で主張されています。
本書の言葉を引用すると
「水をたっぷりと含む分、洗剤成分までもスポンジが吸い込んでしまっている」と述べられています。
つまり、せっかく汚れを落とせる洗剤を用意しても必要以上にスポンジが吸い込んで消費してしまうのです。
この欠点を脱するには、
掃除方法によってスポンジ以外のアイテムに切り替えることが重要だと本書で提唱されています。
たとえば先ほど紹介した水垢専用洗剤「茂木和哉」で鏡の水垢を落としたい場合、
スポンジと一緒に使うと洗剤を吸い込んでしまいます。
スポンジがダメならブラシは?と思いますが、
ブラシを使えば研磨成分により鏡が傷つくおそれがあるため、そちらも使用できません。
そんな時、本書でおすすめされているのは食品用のラップ。ラップを使えば最低限の洗剤だけで汚れに密着させながら磨けます。
じゃあうちにいっぱいスポンジあるんだけど要らないの?と思った方、ちょっと待ってくださいね。
スポンジにはスポンジの便利なところもあるのでご安心ください!
例えば普段使い以外でもスポンジが活躍できる場面に窓のブラインドが挙げられます。
雑巾では掃除しにくいブラインドは凸凹のある台所用スポンジの方が適しています。
洗剤をつけ、なでるように横に滑らせるだけで簡単に拭き取ることが可能です。
毎日の掃除ではスポンジが一番取り回ししやすいですが、
頑固な汚れを落としきる際も、同じスポンジを使って掃除すると、効果が薄まってしまう場合があります。
「どのアイテムが一番汚れに密着できるかどうか」をまず基準にしてみることがおすすめです。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「汚れのレベルによって軽度汚れ用の洗剤、頑固汚れ用の洗剤と洗剤を使い分ける」ということ
そして「掃除アイテムは汚れと洗剤が密着できるものを選ぶ」ということでした。
著者の松橋さんは掃除の達人には二種類あると語っています。
一つは汚れたらすぐに掃除してゼロの状態に戻せる人。
そしてもう一つはどんなにこびりついた汚れでもめんどくさがって掃除しない人、だそうです。
掃除しないのに掃除の達人なんておかしな話でしょうが、溜めに溜めた頑固な汚れがするっと落ちるのが快感で、
様々な掃除方法を知るようになっていき達人になるということです。
今回ご紹介したアイテムを知ることで、どんな方も達人に近づいたのではないでしょうか。
本書では掃除の時短テクの他にも、洗濯や料理の時短テクニックが多数紹介されています。
忙しい毎日にゆとりを作りたい方はぜひ参考にしてみてください。