「お部屋のあらゆる汚れを楽々に落とすコツ」
今回は「お部屋のあらゆる汚れを楽々に落とすコツ」というテーマについて、
新津春子さん著「掃除は「クロス」を使って上手にサボりなさい!」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、クロスを使用して家中のあらゆる汚れを楽に落とす方法について学ぶことができます。
突然ですが、時間をかけて掃除する余裕がない。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
掃除にクロスを取り入れて、楽々にお家の汚れを落とすことができるでしょう。
「クロスの扱い方を心得ること」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「クロスの扱い方を心得ること」です。
著者の新津さんは、羽田空港の清掃リーダーを務めるほか、
数々の清掃のプロを育ててきたカリスマ清掃員です。
仕事や研修の中で、必修項目として取り入れられていることが、
マイクロファイバー製クロスの使い方です。
ホームセンターや100円ショップでも手軽に買うことができるので、すぐにでも真似できます。
ぜひマイクロファイバー製クロスを使って、プロの掃除の知恵を試してみてください。
ここではクロスの使い方を心得る方法について
ポイントを3つに絞ってみました!
・クロスの魅力を知る
・クロスの拭き方5つのテク
・クロスの性質を活かす使い方の工夫
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「クロスの魅力を知る」
まずはじめに「クロスの魅力を知る」について解説していきます。
お掃除方法の解説の前に、マイクロファイバー製クロスの魅力についてご紹介します。
著者の新津さんは、人の印象に残る清掃というのは「清潔感だけでなく”ツヤ感”に肝がある」
と語っています。
女性の身だしなみにおいても肌や髪に艶があると格段に見違えると言いますが、
空間の清掃も同じく。キラッと磨き上げることで明るさと魅力が増して見えるのです。
そして、ツヤ感を引き出すために使用するのが、このマイクロファイバー製のクロスです。
マイクロファイバーという素材には空間を磨き上げるための特長が詰まっています。
大きく2点挙げてみましょう。
1.表面に細かい凹凸がある
マイクロファイバーとは、マイクロ単位の超極細繊維のことです。
その細さは毛髪の数百分の1と言われています。
この細かい繊維が凹凸に入り込み、ミクロ単位のホコリを繊維の先で
かき取ってくれるのです。
2.拭いた後の毛羽立ちがつかない
布製の雑巾のように拭いた後、拭き跡や細かい糸くずが残る心配がなく、
乾いた布で二度拭きする手間は必要ありません。
乾いた状態で使っても濡らして使っても拭き跡が残らないことは、
化学繊維の大きな利点です。
他にも、洗ってもすぐ乾く点、洗剤なしで水拭きだけでも十分綺麗になる点
といった特長があります。
クロスをお掃除に取り入れたくなってきましたか?
気になる方はこのまま動画をご覧ください!
「クロスの拭き方5つのテク」
続いて「クロスの拭き方5つのテク」について解説していきます。
マイクロファイバー製クロスのパワーを引き出すために拭き方の基本を押さえましょう。
拭き方のテクニックは全部で5つ。
1)乾拭き
2)湿り拭き
3)水拭き
4)ぬるま湯拭き
5)湿布拭き
雑巾や布巾で掃除する際にも聞き慣れた言葉がありますよね。
どのようなテクニックかそれぞれ見ていきましょう!
1)乾拭き
乾拭きは、濡らしたり洗剤を付けずにそのまま拭くことです。
ホコリやついたばかりの汚れの場合は乾拭きするだけで十分。
軽く払うように拭くだけで、
水拭きのように力が入らず素材を傷つける心配もありません。
2)湿り拭き
湿り拭きは、まずクロスの半分だけ水に濡らします。
そしてクロスを折りたたみます。
こうすることで乾拭きよりも湿り、水拭きよりも水気のない状態を保てます。
窓の汚れなどある程度こびりついた汚れを拭く際に用いてください。
3)水拭き
もっとしっかりと拭き取りたい場合には、水拭きです。
水でクロスをしっかりと濡らします。水がしたたらない程度まで絞りましょう。
4)ぬるま湯拭き
さらに頑固な汚れに対して、ぬるま湯を含ませ絞ったクロスで拭く方法です。
5)湿布拭き
ぬるま湯拭きでも落ちない汚れには、洗剤をクロスに含ませ、
そのクロスを汚れに被せて5~10分ほど放置します。
このように湿布のように汚れにクロスをあてることで、汚れに密着し、
汚れを落としやすい状態にしてくれるのです。
以上5つのクロスの使い方をご紹介しました。
汚れごとに方法を変えることで、
最小限の時間で無駄な労力をかけずに丁寧なお掃除が叶います。
「クロスの性質を活かす使い方の工夫」
最後に「クロスの性質を活かす使い方の工夫」について解説していきます。
ここまでクロスの拭き方のテクニックをご紹介してきましたが、
実は汚れによって、クロスの持ち方も変える必要があるのです。
本書で取り上げられている沢山のクロスの持ち方の中から
ここでは3つの方法を簡単にご紹介します。
・三角持ち
平面を拭くときには、クロスの角と角を合わせて半分の三角形に折りたたんだ三角持ちがスタンダードとされます。
拭くときにクロスから手がはみ出してしまうと、
十分にクロスへ力が加えられず、拭く際の指のケガなど安全面上、この持ち方が選ばれたそうです。
・手をくるむ
家電や照明器具など静電気を起こしやすい場所は、クロスを濡らして手の全体を覆うように
拭きましょう。この拭き方によって、静電気も手垢も防止してくれます。
・広げてホールド
広い面積を拭く場合には、手をいっぱいに広げてクロスで拭く対象物を覆いましょう。
凹凸がある場所にもフィットして磨くことができます。
以上クロスの3つの持ち方をご紹介しましたが、
その他にも、
お掃除や家事での多様な使い方テクニックが存在します。
詳しくは本書をご覧ください。
また、おまけとしてクロスのお手入れ方法についてご紹介します。
使った後のクロスを丁寧にお手入れしていけば長く繰り返し使用できます。
クロスのお手入れ方法としては、
1.コームで梳かして繊維を起毛させ汚れを取る
2.できた毛玉をハサミでカット
3.洗濯用ネットへ入れて水洗いし干すだけ。
水洗いは手洗い・洗濯機洗い、どちらでも構いません。
手触りが変わってきたらクロスの捨てどきです。
簡単なお手入れで、長く清潔に使うことができるクロスの魅力分かっていただけましたか?
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「クロスを使ったプロの技を覚えてツヤのでるお掃除をしてみよう」ということ
そして「クロスの使い方は多種あるので、汚れシーン別に使い分ける」ということでした。
掃除家電が日進月歩で登場する昨今。
しかしここで原点回帰すると
私たちの「手」はそもそも万能のお掃除アイテムと言えます。
場所、素材感、形状に応じて、
好きなように手の形や力加減をコントロールできるからです。
場所ごとに適したお掃除グッズを買ってみても、
掃除場所を移動するたびに違うアイテムを取りに行く。
さらに、お掃除アイテムが増えるほど、そのケアや整理整頓にも労力がかかります。
その点、手の形に馴染ませられるクロスならば、
どんな場所にもぴったりな形に変化することができ、空間を磨きあげることができます。
ぜひクロスで効率的なお掃除に挑戦してみてくださいね。