「知っておくと掃除が楽になる!掃除の基礎を学ぼう」
突然ですが、掃除しようとは思いつつも他にやることが多くて後回しにしてしまい、
終いには掃除まで手が回らず困っている。
また掃除がとにかく面倒くさい。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
掃除と汚れに対しての知識が付き、毎日の生活に掃除を組み込むことができるようになるでしょう。
「場所ごとに掃除が必要な頻度に合わせて掃除をする」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「場所ごとに掃除が必要な頻度に合わせて掃除をする」です。
今日は一気に家の中の全部を掃除しよう!と、まるで年末の大掃除のような日が
年に何回もあるとするなら、大半の人にとってそれって余計に面倒でやる気が出なくなると思います。
オススメの掃除の習慣化は場所の頻度にあわせて掃除するということ。
家の中で人が動く限り埃や汚れは必ず溜まります。
場所ごとに最適な方法で掃除をすれば億劫にならず、
且つその汚れに合った落とし方で対処すれば掃除にかかる時間と手間も大幅に削減できるのです。
ここでは本書から掃除を習慣化するにあたって必要なポイントを3つに絞ってみました!
・知っておくと便利!掃除の知識
・場所ごとの掃除方法
・掃除を通して学ぶこと
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「知っておくと便利!掃除の知識」
まずはじめに「知っておくと便利!掃除の知識」について解説していきます。
掃除とは当たり前ですが、生活の場の汚れを取り、手入れをすることを指します。
掃除で除去していく汚れとは次のように挙げられます。
「汚れの種類」
水性汚れ、油性汚れ、個体汚れ、特殊汚れ。
それぞれの汚れのつく場所というのはある程度決まっています。
汚れの種類によって落ちやすい洗剤も決まっているので用途に合わせて洗剤を使用していきましょう。
洗剤の種類は次のようにあげられます。
•弱アルカリ性
→油汚れに強い。
•アルカリ性
→弱アルカリ性より強く頑固な油汚れに効く。
•酸性
→水性汚れに強い。
•中性
→主にキッチンで使用されている食器や調理器具などの洗剤に多い。洗浄力は弱め。
•クレンザー
→粉末タイプの研磨剤、軽い汚れに使用する。
ここに加えて掃除道具も多種多様であり雑巾を始め軍手、スポンジ、ブラシ、モップ、掃除機など挙げられますね。
一口に掃除するといっても汚れの種類・またそれに対応していくための洗剤は色々あります。
まずは汚れの種類を理解しそこにあった洗剤を使うことで掃除は効率化できるので、
ご紹介したことを知識として持っておくと掃除が楽になります。
「場所ごとの掃除方法」
続いて「場所ごとの掃除方法」について解説していきます。
ご存じのように家の中には色々な役割を担った部屋・スペースがあります。
先ほどは汚れの種類・洗剤の種類など見ていきましたが、
こちらでは場所ごとの掃除について必要な頻度と一緒に見ていきます。
「気が付いたら小掃除を行いたい場所」
こちらは主に玄関・リビング・寝室が挙げられます。
•玄関
→靴を脱ぐ場所である「たたき部分」は掃き掃除を行います。靴を脱いであがる床部分は雑巾で水拭きしましょう。
下駄箱は通気が悪いのでたまに換気をし、カビが発生するのを防ぐと良いでしょう。
•リビング
→フローリングはペーパーモップや掃除機で、カーペットは掃除機できれいにしましょう。
•寝室
→床にももちろんですが、寝具にも掃除機をかけましょう。
「毎日の小掃除を行いたい場所」
こちらは主にキッチン・洗面所・浴室・トイレが挙げられます。
•キッチン
→流し台、ガスレンジ、換気扇といった汚れがこびりつくと厄介な場所はサッと毎日やるべきです。
基本台ふきんで大丈夫ですが油が飛び散れば適切な洗剤で落とします。
冷蔵庫内もカビが発生するので定期的に掃除をし、賞味期限切れの物は捨てましょう。
•洗面所
→水性汚れが主なので使ったら乾拭きをします。
水垢が付着していたら水垢取りダスターで擦りましょう。
•浴室
→湿度の影響を特に受けるのでカビ対策が必須な場所です。
体を清潔にした後は浴室も清潔にしましょう。
使い終わったら通気を良くして換気させる意識をもちましょう。
•トイレ
→床は消毒用エタノールで拭くのがおすすめです。
便器はアンモニアが固まると落とせなくなるので
便器内をブラッシング、便座周りは消毒用エタノールで一拭きしましょう。
「数年に一度の大掃除」
こちらは主に押し入れが挙げられます。
•押し入れ
→三年に一回は行います。
内容としては中にあるものを全て出し、埃取りを行いましょう。
以上のように
掃除をコツコツ行うことで汚れが堆積せずに落としやすい場所もありますし、
逆に半年に一回くらいの頻度でも問題ない場所もあります。
本書では早め早めの小さな掃除は結果的に労力が抑えられる、と唱えています。
つまり、汚れが溜まって酷くなってから取り掛かると落とすのに時間と手間が掛かるし落ちなくなるケースもあるので
常に先手を打ち続けることが大事ということです。
「掃除を通して学ぶこと」
最後に「掃除を通して学ぶこと」について解説していきます。
ここでは本書で取り上げられている
掃除を行う際のヒントになる、また学べるポイントを2点ピックアップしてみました。
・掃除のスケジュールを立ててみよう
本書では 掃除を簡単に、しかも確実に行うならば掃除のスケジュールを立てると良い と推奨しています。
大雑把に言えば 毎日、1週間ごとに、3ヶ月ごとに、1年ごとに行うなど頻度ごとに組み合わせましょう。
さらに内容は場所別にして汚れの程度と組み合わせます。
掃除のスケジュールを立てる意味としては、生活にけじめがつく、自分の時間を有効に使える、
1日が無駄なく過ごせるなどメリットも多くありますのでオススメとのことです。
•掃除をしないのに快適な欧米の住宅環境
→家が広いからなどと日本の住宅環境とは違った理由ではなく
1番の理由はモノがなくスッキリしていて収まるべき場所にモノがきちんと収められているからなのです。
必要最低限のモノだけを持ち、床面積を多くし部屋を広く使用することで
掃除の際にモノを動かす手間が省けスムーズに掃除が行えます。
故に掃除をすることがあまり苦に感じづらいので習慣として続けられるようになるのです。
いかがでしたか?
以上のことを踏まえて掃除の習慣を効率よく行いたいですね。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「掃除する際は汚れの種類や場所に合わせて掃除道具・洗剤も使い分けよう」ということ
そして「掃除する場所は掃除する頻度を区分し、スケジュールを立てていければベスト」ということでした。
本書「掃除の達人になる!」で印象的だったことは
掃除が行き届いている家というのはほぼ片付けもしっかりできている家が多い、ということ。
お片付け研究室であげている他の片付け動画と、今回ご紹介したお掃除の基礎をぜひセットで実践していただくと
家をより過ごしやすい快適な空間にすることができると思います。
コツコツ継続は難しいかもしれませんが、今回ご紹介したように必要な頻度に合わせて掃除を行う。
この考え方でお掃除の習慣化もだいぶ楽になると思います。