人生後半から始める身軽になる為のお片づけ
突然ですが、そろそろ人生の後半戦にさしかかって
できれば少しずつ家を片付けて、シンプルな暮らしに移行したい
と悩んでいる方がいたら、あなたはなんとアドバイスしてあげますか?
人生100年時代と言われる現代で50代と言えば
まだまだ人生も半ばなのかもしれません。
とはいえ、これまで生きてきた中で背負ってきたモノや思い出が
いよいよ重荷に感じてくる年代ではないでしょうか?
身の回りの整理整頓や、今までとは違った価値基準を備えるのは
これからの暮らしに安心と穏やかさを与えてくれるものです。
今回ご紹介することを実践していただくと、
お部屋から不要なモノを取り除くと気分もスッキリ身軽になる
という学びを得られることでしょう。
なによりも今の自分が使いやすい!を優先しよう
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「 なによりも今の自分が使いやすい!を優先しよう 」です。
若いころというのは、どんな状況にあっても
活力に任せて何とかなるものですが、年を重ねてくると
環境の一つ一つが暮らしの質に大きく影響してくるもの。
毎日が快適であるためには
お部屋や家の状態もこれからの人生に向けた
新しい形に変えていく必要があります。
ここでは、どのように片づけていけば良いか
具体的に3つのポイントに分けてご紹介していきます。
1.押し入れ、納戸のお片づけ
2.ダウンサイジング
3.あくまで自分で決める
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
1.押し入れ、納戸のお片づけ
まずはじめに「押し入れ、納戸のお片づけ」について解説していきます。
押し入れには、とにかく何でも詰め込みがちです。
詰めてしまえば中身は分からず、それこそ場所によっては
何年間も開けてすらいないという方もいらっしゃいます。
その中に入っているモノが必要かどうかというのは
その時点でもう答えが出ている気もしますよね?
良くあるものとしては「来客用の布団」と「来客用の座布団」です。
とても嵩張りますし、この先もう出番が無いようでしたら、思い切って処分すると
押し入れが一気にスッキリします。
一つ身軽になったと実感しやすいのではないでしょうか。
もう一つ押し入れに入ってることが多いのが
もう何年も使っていない家電製品と空の箱です。
これらもよほどの思い出の品ではない限り、処分しても良いのではないでしょうか。
こうしてモノを手放してできたスペースですが
目的はここに何かを収納することではありません。
もちろんそれもメリットの一つではありますが、それ以上に
スッキリした押し入れを見て、身軽になったと実感することの方が大切なのです。
昭和の時代を生きてきた方は、モノを大事にするという時代背景で
その価値観がとても強く頭に残っています。
もちろんそれは良い事ですが、モノを大切にするというのは決して
不要なモノまで取って置くという意味ではなかったはずです。
少しずつ感謝の念を込めながらモノとお別れをして
モノよりも自分の生活を優先する思考にシフトしていきましょう。
2.ダウンサイジング
続いて「2.ダウンサイジング」について解説していきます。
使わなくなったものを手放していく事と並行して行いたいのが
家具などのダウンサイジングです。
例えば、着なくなった洋服を減らしていくと、タンスやワードローブなど
大きな家具は不要になったり、一回り小さくても収納できるようになるものです。
こういったものは、無理に買い替える必要などはありませんが
やはり大きな家具というモノは空間を圧迫してしまいます。
大きくて装飾が派手なモノは掃除も大変ですし、手入れが大変となると
気が滅入る原因にもなってしまいますよね。
現状の生活をもっと使いやすく、より快適にする手段として
思い切って処分したり、新しく小さいものを選ぶという事も
一つの手段として頭の片隅にとどめておいて良いと思います。
冷蔵庫もどうように大量の食材を買いためするような機会が減ったのであれば
一回り小さいモノの方が使いやすく取り回しも良いでしょう。
そしてなによりその方が経済的です。
家具のような大きなものほど手放しにくいと思いますが、
これから人生の後半をより快適に暮らす為と、思い切った決断をすれば
きっと前向きな気持ちにさせてくれることでしょう。
3.あくまで自分で決める
最後に「3.あくまで自分で決める」について解説していきます。
仕事、火事、育児、何につけても、失敗したくないとの思いの強さから
まずは情報を集めてマニュアル通りに進めよう!という方はいらっしゃると思います。
これは、片づけにおいても同じで
ついついカリスマ主婦や掃除や収納のプロのやり方を
見よう見真似でそのまま模倣しようとしてしまいがちです。
確かにお手本としては、これ以上参考になる方達もいないでしょう。
ですが、片づけにおいてベストな状態というのは、人それぞれ目指している形が違うモノです。
20代30代が求めている形と50代が目指したい形では、
使いやすさ便利さにおいてもズレがあります。
全て完全にお手本通りにする必要はないのです。
人生の後半を身軽に生きるにふさわしい状態を考え、
家族も自分も楽でいられる部屋を思い描けるのは自分だけなのです。
思考錯誤しながらでも、自らが決めたやり方で片づけていくのが
一番ラクで、理想的な空間を作り上げる方法です。
行き詰った時には片付けのプロのアドバイスを借りて
少しずつ、たとえ一歩ずつでも自分の気持ちと向き合いながら
片づけていくようにしましょう。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「押し入れに不要なモノが溜まってないか見てみよう」ということ
そして「物量が減ってきたら合わせて収納のサイズも考えよう」ということ
最後に「マニュアルやお手本を参考にしながら、理想の形は自分で考えよう」ということでした。
使わなくなったものを身の回りから減らし、今の自分に合った形にしていく事で
スッキリした気持ちで毎日を送ることが出来る
という事を学びました。
暮らしの質は住空間で大きく変わります。
家はモノを取って置くためのスペースではなく
住んでいる人の為にある場所です。
大切なのはそこに住む人の満足度です。
気分よく毎日を暮らす。
その理想を目指して、少しずつできるところから
始めてみましょう。