物や思い出との関わり方や新生活に役立つ断捨離術を通して心豊かに楽しくセカンドライフを過ごす
突然ですが、人生の節目である定年退職を迎え、新しい生活が始まる事に不安や
悩みを抱えた方がいたら、あなたはなんとアドバイスしてあげますか?
人生100年時代と言われて久しい現代において、60代はまだまだ人生の途中です。
ここからまた新しい人生が始まるといっても過言ではないと思います。
そんな大きな節目ですから未来への不安を感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。
ですが、仕事という戦場を離れたことで手にした本当に自由な時間を
未来への不安だけを抱えて過ごしてしまうのはとても勿体ない事です。
今回ご紹介することを実践していただくと、断捨離を通して人生の節目を肯定的に捉え、ポジディブに生きるという学びが得られることでしょう。
「モノだけでなくこれまで囚われてきたものを断捨離することで愉快な人生がはじまる」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「モノだけでなくこれまで囚われてきたものを断捨離することで愉快な人生がはじまる」です。
「断捨離とは、人生のなかの「不要・不適・不快」を捨て、手放していくプロセス」と同時に、
「断捨離とは、人生のなかに「要・適・快」を招き入れるプロセス」と本書では述べています。
今回の動画ではそんなモノに限らない断捨離と
その考え方や効果についてご紹介させていただきます。
ポイントを大きく3つに絞ってみました!
1.「これまでの常識」を断捨離する
2.「衣・食・住」の空間を断捨離する
3.「そこそこ人生」を断捨離する
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「これまでの常識」を断捨離する
まずはじめに「「これまでの常識」を断捨離する」について解説していきます。
現在50代以上の人たちに共通していることは、高度経済成長期を経験してきたことです。
バブルがはじける90年代『裕福とはたくさんの物を持つこと』という価値観の時代を生きてこられたので
モノに限らず地位や名誉など、多くを手に入れることが幸せに繋がるというのが常識でした。
ですが時代の流れは社会的な価値観にも変容をもたらします。
まずは一度、無意識のうちに「こうあるべき」という考えをリセットして
自分の中に積みあがった「常識の断捨離」をしてみましょう。
今の自分に合った価値観を見つけることは、これからを自分らしく生きる切っ掛けになります。
思考が自由になると視界も広がるものです。
そして【生きるために必要なものはそれほど多くはない】ことに気付くでしょう。
少し話はそれますが、本書では【夫の定年は専業主婦だった方にとっても転換期】であるとしています。
今までパートナーを支える為、家族の為にと家を守ることに従事してきたのですから
夫が退職された今、夫婦の家事分担など家庭の役割についても一度リセットしてみましょう。
楽しいセカンドライフに夫婦円満は必要不可欠ですよね。
これから先も2人で楽しく生きていくため
今までの常識を断捨離して、新しいスタイルを提案してみてはいかがでしょうか。
「衣・食・住」の空間を断捨離する
続いて「衣・食・住」の空間を断捨離する」について解説していきます。
思考の断捨離でスッキリしたら、次はモノの断捨離です。
生活とは、人・モノ・空間でできているものと本書では述べられていますが
この中で一番大切なのは言うまでもなく人自身です。
ちょっと周りを見渡してみて下さい。物が主役の場になってしまってはいませんか?
ここでは衣・食・住に分けてそれぞれ解説していきます。
衣の断捨離
「衣」の空間は、端的に行ってしまえば洋服の領域です。
まだ着られるから!とたくさん洋服を抱え込んで空間を奪われてはいませんか?
洋服は私たちを引き立ててくれるものです。着たい!と思って着るのが正しい使い方ではないでしょうか?
旬や流行は時代とともに変わります。もちろん人の好みも変わります。
もし今、過去がいっぱいに詰まったクローゼットやタンスがあるなら思い切って手放してしまいしょう。
食の断捨離
といっても食べる量を減らそうということではありません。
時間的なゆとりができる定年後。今までよりも買い物に行く時間もたっぷりあります。
仕事の都合など急な予定もそうそう起きることはなさそうです。
それならば過剰な買い置きは不要ではありませんか?
それよりも毎日新鮮な食材を食べることにシフトした方が幸福ではないでしょうか?
冷蔵庫の大きさを見て、もうこんなに溜め込むこともないと感じたら
ダウンサイジングして新しい生活に合わせるようにしましょう。
「住」空間の断捨離
住まいの空間にはあらゆる物が溢れています。さてこの中からどれを手放せば良いかと悩むのは当然です。
今まで必要と思って取っておいたものですから、手放すとなるとなかなか難しいものですよね。
ここでは一つシンプルな考え方をご紹介します。
それは【モノ軸ではなく自分軸】で決めるということです。
(捨てるのはもったいない)と思ってしまったらそれはモノ軸です。
今の自分に必要か?今の自分に合ってるか?今、自分を心地よくさせてくれているか?
過去の自分ではなく、今の自分を中心に考えるのが自分軸です。
一つ一つ今の自分に合ったものを選べるよう【見切る力】を磨いていきましょう。
「そこそこ人生」を断捨離する
最後に「「そこそこ人生」を断捨離する」について解説していきます。
「そこそこ人生」。本書でこのキーワードを見たときは少々驚きましたが
これはちょっとした人生観のお話かもしれません。
誤解を恐れずに言うなら、人は世間の目や体裁を気にしてに生きているものです。
定年を機に、いい夫、良い親、良い会社員というような社会の役割を断捨離し
これからは思いっきり自分の好きなことを生きてみてはどうでしょうか?という提案です。
決して社会の目がただの束縛というわけではありませんが、
人生の後半戦、今まで頑張ってきた自分へのご褒美に少しくらい羽目を外すのもまた
愉快なセカンドライフを送る秘訣になるんじゃないかと本書では書かれています。
今まで以上に自分らしい時間が送れると考えると
この先の人生も楽しみになりますよね。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「これまでに自分の中に積みあがってきた常識を断捨離する」ということ
そして「新しい生活に合わせて「衣・食・住」の空間を断捨離する」ということ
最後に「人生の後半戦は思いきり自分らしく生きよう」ということ
断捨離とは、日常の生活を健やかに整えること。
それはモノに限らず考え方や価値観なども併せて行うことが大事であると学びました。
いつの間にか溜まってしまった「不要・不適・不快」を捨て、人生のなかに「要・適・快」を招く。
人生の節目をポジティブに捉えて
改めて一つ身軽な気持ちで新生活のスタートを切れたら
きっと素敵なセカンドライフが送れることでしょう。