片付けが苦手・物欲が強くて持ち物が多い方でもミニマルな持たない暮らしを実現できる
突然ですが、生活の中でどうしても物が増えてしまう、家の中で必要と思うものがあふれてなかなか片付かない。
物は減らしているのに家の中がスッキリしない。物が散らかってしまいがちで収納場所が全然足りない。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
お片付けを意識してるつもりなんだけど、やっぱり年々家の中のモノが増えてくる。
そうするとお片付けがだんだん億劫になってくる。物理的にも精神的にもなんだか圧迫した気持ちになってしまいそうです。
でもそんな方にこそ、この動画でご紹介することをぜひおすすめしたいと思います!
今回ご紹介することを実践していただくと、
生活の中で持っているモノの増えるスピードは、減るスピードよりも断然速いことを認識し、
モノを多く持たない「ミニマリスト的思考」を生活に取り入れられるようになります。
ミニマリスト的思考のミニマリストとはつまり、
不要な持ちものを減らし、本当に自分に必要なものだけで暮らす人、
つまり 「持たない暮らし」「ものにとらわれないシンプルな暮らし」 を実現している人のこと。
買い物大好きで物欲が強い。そんな方でもミニマリストになれる方法があるとしたら、とっても気になりますよね。
「空間、モノの価値を見直すことで片づけの手間から解放する」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「空間、モノの価値を見直すことで片づけの手間から解放する」です。
お片付けが苦手な人は何に対して苦手意識を持っているのかというとそれはモノが増えてくること。
つまり片づけたい場所・空間がどんどん埋まってしまい、結局片付ける気力を失ってしまうことなのです。
片づけを根本から見直す必要があるということですが、それはつまり
・余裕のある空間で生活することの長所を知る
・物を厳選する事で物の価値を再認識する
この2つを意識すると 収納術に頼ることではなく、空間のバランスやモノの価値を見直していくことで、物を減らすという流れができるようになります。
つまり片づけという手間や時間の根本から解放されるようになるのです。
「持たない暮らし」を提唱するミニマリストになるには、この空間・時間の考え方を重視していく必要があります。
「空間」や「時間」ってそうは言っても目に見えないものだから、考え方がふわふわしてて難しい。
自分だけで実現していくのは難しい。
そのような方も多いと思いますので、こちらの動画では次のようにポイントを3つに絞ってみました。
・「何もない空間の柔軟性」
・「片づけを後回しすると損するしくみ」
・部屋の状態と心の関係
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「何もない空間の柔軟性」
まずはじめに「何もない空間の柔軟性」について解説していきます。
本書では
物の少ない部屋の最大のメリットは空間の柔軟性が高くなること、と書かれています。
ここに出てくる「空間の柔軟性」とはなんでしょうか?
例えば
あなたのお部屋のあるスペース、そこに何もない余白のスペースがあったとしたら・・・
想像してみてください。
そこに余白があることで作業内容に合わせて机の置く場所を変えることができますね。
また陽の光が差し込んでくる角度や場所に合わせて寝転ぶ場所を変えたりすることもできるのです。
つまり物の少ない部屋があったら、「やりたい事」が「やりたい時」にできる部屋となるわけです。
普段生活している1つの部屋が工房にも、スタジオにも、はたまたくつろぎスペースにもなるのです。
空間に価値を見出すこと。それは物という資源の下に隠れていた空間という可能性を発見することにつながります。
「片づけを後回しすると損するしくみ」
続いて「片づけを後回しすると損するしくみ」について解説していきます。
"片付けもそうですが、日常のめんどうなことってどうしても腰が重くなりがちになりますよね。
しかも重い腰をあげようとおもったらよほど思い切りをつけないと立ち上がれないものです。
それは頭では理解していても実行するとなると難しいこと。
しかし実際面倒なことを後回しにしても、作業量は変わらないのです。
例えば、
飲み物をこぼした時もすぐに拭けば楽ですが、後回しにするとゴシゴシ拭かないと落ちない汚れになってしまいます。
また 散らかした洋服の中から目的の服を取り出すには、時間が掛かったり見つからずにイライラしてしまいます。
このように後回しを習慣化してしまうと、せっかくかけた手間や時間、きれいな部屋で過ごせたはずの未来など、
たくさんの損をしていることになります。
そうならないためには できるだけその場で即片づけることが一番お得だと言えるのです。
面倒くさいの習慣が慢性化してしまうと、日常の様々なことに対して「もったいない」と感じてしまうことにもつながります。
活用できていない、まるで使っていない物を、いざ手放すとなったらもったいないと感じてしまいがちですね。
しかしそれよりも自分の時間やきれいな部屋で穏やかな気持ちですごせる生活を失ってしまう事の方が、損失は大きい事だと本書には書かれています。
「めんどうだからあとでやろう」というちょっとした気持ちの習慣が
きれいになるはずのお部屋の未来に歯止めをかけてしまう。そうならないための心がけとして覚えておきたいですね。
「部屋の状態と心の関係」
最後に「部屋の状態と心の関係」について解説していきます。
こちらは筆者の体験から書かれているエピソードとなります。
筆者はかつて片付けが苦手でした。
そして片付けがとにかく面倒くさいと感じていました。
またあれもこれもと物への愛着が強かったそうです。
それだと自分の持ってるモノの量は減るよりも増える一方で
丸一日かけて片づけても1週間でまた散らかしてしまうを繰り返す、そんな生活を送っていました。
そのような状態で著者は自分の家に友達や突然の来客が来ることを恐れていました。
しかしたまたま参加したフリーマーケットをきっかけに、
始めて物を手放す事を覚え、
それまで増える入口でしかなかった物人生に出口が生まれた、と語られています。
そのときの経験から筆者は
シンプルライフにあこがれ物を減らすようになれた、ということです。
これまでの面倒くさがりな自分の行動を 振り返ってみて、
部屋が散らかっていて見られるのが恥ずかしかったということは、
自分に自信のない時だったと著者は気づきました。
不要な物が溜まっていた時というのは自分のやりたい事が見えなかった時であり、
心が荒れると部屋も荒れがちに。
部屋ががらんとしているということは、新たな物を吸収しようとしている時期でもあるのです。
つまり部屋を整えると心も整うということです。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「ものを持たない暮らしは空間の柔軟性を実現させることから」ということ
そして「片付けの後回しはきれいになるはずの部屋の未来も後回しにしている」ということ
片づけがそもそも苦手な人、また買い物が大好きで物欲が強い人にとってミニマリストを目指すというのは一見難しいことのように聞こえます。
しかしそんな方でもミニマリスト的思考、つまりモノを持たない暮らしを目指すことはできるのです。
ミニマリスト的思考をつかむには、片付けに関わる空間・時間の意識を変える必要があります。
空間ということで見ると
自分のお部屋を片付けようと思ったときに、もしそこが何もない空間だったとしたら、
柔軟に自分のやりたいこと・好きなことができるか可能性を見出せることが重要だと言えます。
また時間ということで見ると、
片付けを後回しせずすぐ行動することが大事だと言えます。
その際はキレイに片付いた部屋で過ごす未来の実現を意識するようにしましょう。
心が荒れると部屋も荒れる。
荒れたお部屋がきれいになる、またそのキレイな部屋で過ごせることで、心もキレイですっきりとした状態をたもてるのです。
最後に本書の言葉を引用いたします。
「部屋との付き合い方を変えることが、人生を変えていく。
部屋という存在が、暮らしの基盤の大きな部分を占めていると考えると、当然のことなのかもしれません。」