「シンプルライフを送るための時間とお金の使い方」
今回は「シンプルライフを送るための時間とお金の使い方」というテーマについて、
筆子さん著「それって、必要? 」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、
どのように時間とお金を使えば、豊かでシンプルな暮らしを送ることができるのか
ということついて学ぶことができます。
突然ですが、
毎日忙しくて、やるべきことがどんどん溜まってしまう。
お金もないし、映画を観たり、旅行をしたり、そんな優雅な暮らしは夢のまた夢?
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
自分のための時間が生まれ、お金を有効的に使う方法も身につけられることでしょう。
「ほんとうに必要なことに時間やお金を使えているのか、"足るを知る"こと」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「ほんとうに必要なことに時間やお金を使えているのか、"足るを知る"こと」です。
カナダ在住のミニマリストブロガーとして活躍する著者・筆子さんは、
若い頃はモノを溜めこんでしまう習慣があったそうですが、一念発起してシンプルな暮らしを志すようになったとのこと。
こちらの動画ではミニマリストの著者から見た「時間」と「お金」の考え方について、取り上げていきます。
著者・筆子さんとしては「足るを知る」ことがキーワードだと掲げています。
家事や仕事で消費される時間、また日々生活を支えるお金。
これらはいつも足りないと感じるものです。
そこで発想の転換としてこれらは「足りている」と逆に思い込むことを著者は提案しています。
「時間」や「お金」を自分が今一番必要としていることに使えている。足りている。
その発想の転換だけで生活がだいぶ楽にシンプルに考えられることでしょう。
ここでは本書で紹介されている「シンプルライフを送るための時間とお金の使い方」について
ポイントを3つに絞ってみました!
・物を減らして時間を作る
・取り越し苦労を捨てる
・足りないという発想を捨てる
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「物を減らして時間を作る」
まずはじめに「物を減らして時間を作る」について解説していきます。
物が多いと、いつまでも片づけることができません。
さらには、家事を段取りするだけでも無駄に時間を使ってしまいます。
そこで、時間を作るためにはまず物を減らすことが重要です。
つまり、不要な物をどんどん捨てていくのです。
使っていないものや、今必要としていない物はありませんか?
古い物だけではなく、新しい物であっても、しっかりと必要かそうでないかを吟味することが大切です。
迷わずに捨ててしまうか、まだ使用できる物であれば、バザーなどに出してどなたかに使ってもらうのが良いでしょう。
処分をして物が減ると、掃除も片づけもとても楽になります。
そして、家事にかける時間を減らした分、時間にゆとりが生まれるのです。
「取り越し苦労を捨てる」
続いて「取り越し苦労を捨てる」について解説していきます。
近年は平均寿命が年々延びて、老後の生活が非常に長くなっています。
年金だけでは暮らしていけそうもないから、少しでも節約して老後に備えなくては!
と、日々節約に励んでいる方も多いのではないでしょうか?
確かに、将来に備えて貯金をしたり、投資をしたりすることは大切です。
しかし、いくら将来が不安で備えていても、老後の生活が安泰だという保証はありません。
なにより、節約するために毎日毎日カツカツの生活を送っていると、ストレスが溜まってしまいます。
それが原因で家族の関係が悪くなることにもなりかねません。
家族だけでなく、友人や知人との関係にも悪影響が及んでしまう可能性もあります。
さらにはストレスにさらされていると、病気になったり寿命が縮まったりすることもあるそうです。
果たして、これほどの犠牲を払ってまで節約をして、老後に備える必要があるのでしょうか?
誰にも分らない将来を心配して、今の生活を犠牲にするのはよくありません。
このような取り越し苦労は捨てましょう。
「足りないという発想を捨てる」
最後に「足りないという発想を捨てる」について解説していきます。
人間は、あれも足りない、これも足りないとついつい思ってしまいがちです。
実は、この不足感こそが不幸のタネなのです。
不足感は、物事がうまくいかない障害になってしまいます。
なぜかというと、何かにつけて言い訳ができてしまうからです。
例えば、
「時間が足りないから、買い物に行く時間がない」
「お金が足りないから、掃除道具が買えない」
「収納スペースが足りないから、物があふれて片づかない」
このように、不足感があると永遠に言い訳ができてしまうのです。
そして、何もできなくなってしまいます。
そこで、「十分に足りている」と発想を転換しましょう。
すると、今の状態のままで、それまでできないと思っていたことができるようになります。
意識を変えるだけで、今のままでもやりたいことができると気がつけるはずです。
そして、意識の変化はお金にも余裕を生んでくれるでしょう。
やるべきことがたくさんあっても、受動的にならず自ら主体的に取りかかると、
計画性をもって行動することができます。
そして心が前向きになり、やるべきことの目的・必要性について考える余裕も出てきます。
さらに著者は時間・お金の考え方として次のように推奨しています。
・溜まっている家事や仕事に優先順位をつけてみる
ほんとうに必要かどうかを基準にし、優先順位の高いものから片づけていくこと。
全体から見たら一部のことでも、ひとまず本当に必要なことは片づけられたのなら安堵感が生まれます。
これを日々続けていくことで、忙しさに追い立てられるような暮らしからはオサラバできるでしょう。
・お金の使い方にも優先順位をつけてみる
お金についても時間同様に考えていきます。無駄を省くと、その分資金の余裕が生まれます。
たとえその余裕がわずかであったとしても、基本はコツコツの積み重ね。「塵も積もれば山となる」ということですね。
そして節約一辺倒の生活ではなく、時には必要なものに思い切ってお金を使いましょう。これでストレスも解消です。
足りないというマイナス思考からは何も生まれてきません。
反対に、十分にあるというプラス思考は、心にも余裕をもたらしてくれます。
そこからプラスの連鎖反応が生まれるのです。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「シンプルライフを送るためには、ほんとうに必要なものに時間とお金を使う」ということ
そして「取り越し苦労や足りないという発想を捨てて、プラス思考で今を大切に生活する」ということでした。
シンプルライフを送るための一番のポイントは、
ほんとうに必要なものに時間とお金を使っているかどうかを吟味することです。
誰にもわからない将来を心配して取り越し苦労をすることや、あれも足りない、これも足りないという不足感は、
無駄なものに時間やお金を費やすことから生まれてきます。
ほんとうに必要なものを見極めるためにも、取り越し苦労や、足りないという発想は迷わずに捨てましょう。
そして、心にもお金にもゆとりを持つことで、豊かなシンプルライフを実現できるのです。