「ファッション迷子から抜け出す!」
今回は「ファッション迷子から抜け出す!」というテーマについて、
杉山律子さん著「クローゼットは3色でいい」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、自分に似合う服・着回ししやすい服の選び方について学ぶことができます。
突然ですが、自分に似合う服が分からずファッションが迷走気味。
服は沢山持っているのになぜか着られる服がない。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
毎日迷うことなく服をコーディネートしていくことができるでしょう。
それでは具体的な方法を解説していきます。
「クローゼットを使いやすくする」
一言でいうと「クローゼットを使いやすくする」です。
著者の杉山さんはプロのスタイリストとして活躍されています。
そんな杉山さんは、クローゼットのことを「服選びの作業場所」であると提唱しています。
クローゼットを単なる服の保管場所だととらえるのは少し違うのですね。
そして服を選びやすくするためには、クローゼットの中身や収納方法を見直す必要があります。
クローゼットの収納を見直すことで得られるメリットとは次のように挙げられます。
1.手持ちの服を「見える化」し把握することで、毎日の組み合わせに活かせる
2.手持ちの服を把握できれば、服の購入時に似た服を買わなくて済む
このようなメリットを手に入れるため、今回はプロのスタイリストが提唱するクローゼットを使いやすくコツについてご紹介していきます。
ここでは使いやすいクローゼットに変える方法について
ポイントを3つに絞ってみました!
・今の体型に合った服だけ残す
・まとまりやすい色だけ選ぶ
・収納は見やすく、戻しやすく
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「今の体型に合った服だけ残す」
まずはじめに「今の体型に合った服だけ残す」について解説していきます。
杉山さんは手持ちの服を仕分ける際、選別するポイントを大きく5つ挙げています。
1.サイズが合わない服
2.もったいなくて手放せない服
3.太って見える服
4.体型に合っていない服
5.くたびれている服
ここではそれぞれについてもう少し詳しく見ていきます!
1.サイズが合わない服
痩せたときにはもっと素敵な服が欲しくなるはずです。
痩せたら着るかもという服は捨てることがおすすめです。
2.もったいなくて手放せない服
いくら高価な服でも、2年間着ていない服は再び着る機会がありません。
それでも捨てられない服は別の場所へ収納し、1年間の猶予を置いて再度捨てるか検討しましょう。
3.太って見える服
自分で判断が難しい場合は一着ずつ着てみて、首が詰まる・足が短いという印象を与えるなら処分の対象にすることがおすすめです。"
4.体型に合っていない服
サイズは合っても体型として自分の短所が浮き彫りに見えてしまう服は捨てることを考えましょう。
杉山さん曰く、すべての体型の人に当てはまるサイズ感の理想は「ちょいゆる」、つまり「ちょっとだけゆるいもの」とのことです。
5.くたびれている服
いくら体型にあった服でもメンテナンスできないほどくたびれていては、他人にいい印象を与えません。
清潔感のある服を残しましょう。
以上5つの服の選別ポイントを見てきました。
杉山さんはオシャレになるためには、「自分の体型を知る」ことを最初に行うよう勧めています。
オシャレな人は自分の短所をカバーし、長所を生かせるスタイルを知っているため、
いつでも自分が綺麗に見えるコーディネートを演出できるとのことです。
「まとまりやすい色だけ選ぶ」
続いて「まとまりやすい色だけ選ぶ」について解説していきます。
服の選別が完了したら、次はコーディネートの基本になる色味を厳選します。
杉山さんはクローゼットの中をベースカラーの3色のみでまとめることを勧めています。
本書のタイトル「クローゼットは3色でいい」にもあるように、
コーディネートには多くの色を取り入れるよりも、色を絞ったほうがまとまりがあるように見えるとのことです。
具体的には次のベースカラーの中から3色を選びましょう。
・白
・黒
・ネイビー
・グレー
・ベージュ
・トープ(茶色がかったカーキ)
・カーキ
どれを選ぶか迷ったら3色のうちの1色に白を選ぶことがおすすめと杉山さん。
白は誰にでも似合い、明るい印象になるとのことです。
体型に合った3色の服に厳選するだけでクローゼットの中身はぐっと少なくなります。
杉山さんのクローゼットも両手を広げた幅に満たないほどの広さにすべてが収納されているといいます。
実は普段使いの服とはそんなに数は必要ではないのです。
厳選された服はどんな組み合わせでもオシャレに見えてくるでしょう。
「収納は見やすく、戻しやすく」
最後に「収納は見やすく、戻しやすく」について解説していきます。
服の収納といえばすべて引き出し収納にまとめがちですが、
杉山さん流ではクローゼットに大半を収納します。
ここでは杉山さんが実践しているクローゼットの収納方法を大きく次のポイントに沿って取り上げていきます。
・ハンガーは同じものに統一する
・グラデーション収納
それでは具体的に見ていきます。
・ハンガーは同じものに統一する
これをおこなうと、すべての服が同じ条件で見えるようになり、服選びが簡単になるとのことです。
服の種類で言えば
シャツ・ボトムス・Tシャツなどはハンガー収納でOKとのこと。
逆に伸びやすいニット・ハンガーにかけにくいデニムなどは引き出し収納がおすすめということです。
ハンガーに収納するメリットとは、例えば毎日着るような時期には掛けて収納した方が目につきやすくなること。
また着ないうちに季節が過ぎてしまったということもなくなると杉山さんは主張しています。
・グラデーション収納
杉山さんのおすすめはハンガー・引き出しともに「グラデーション収納」のルールを取り入れることだといいます。
どういうことかと言いますと、
1.トップス・ボトムス・ワンピース・アウターのようにアイテムごとにグラデーション
2.アイテムの色ごとに薄い色から濃い色になるようにグラデーション
このように種類ごとにグラデーションで並べる収納とのことです。
グラデーション収納のメリットは、
手持ちの服の色の傾向が分かりやすくなる上、洗濯した後戻す場所も明確になるといいます。
以上、杉山さんが実践するクローゼットの収納方法を見てきました。
クローゼットにすべての服を見やすくまとめると、探し回る必要もなくなり、どの服もワードローブに活躍させることができるのです。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「自分の体型に合う服、また基本3色に服を厳選する」ということ
そして「なるべくハンガーに掛けてグラデーション収納する」ということでした。
杉山さんは、頑張っていてもイマイチおしゃれになりきれない人は3つの問題があると主張しています。
・自分の体型を知らず、体型に合わない服を選んでいる
・シンプルな形の基本アイテムを持っていない
・コーディネートに色を多く使いすぎている
体型と色については先ほど動画の中でお伝えしましたね。
その他、足が短いなど体型の悩み、また靴・バッグ・アクセサリーなどシンプルな基本アイテムの選び方について、
本書では細かくおすすめのアイテムを紹介しています。気になった方はお手に取ってみてください。
迷子になっていた毎日のコーディネートを垢抜けさせていきましょう。