「日常をシンプルに暮らすコツ」
今回は「日常をシンプルに暮らすコツ」というテーマについて、
ちゃくまさん著「簡単に暮らせ」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、日常生活に感じる不安や困りごとがクリアになる方法について学ぶことができます。
突然ですが、家事のタスクが多すぎる。毎日時間に追われている。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
生活の中の無駄が見えてくるでしょう。
それでは具体的な方法を解説していきます。
「思考のシンプル化」
一言でいうと「思考のシンプル化」です。
本書は月間プレビュー数50万のブログ「簡単に暮らせ」の内容をまとめた書籍第一弾です。
著者のちゃくまさんは当時40代後半の主婦で、夫と大学生の息子と三人で暮らしていました。
日常の様々な事柄について、
自分の思う「簡単に出来る方法や経験」を誰かに知ってほしいと思い、ブログを始めたそうです。
ちゃくまさんは家事や仕事、片付けなどどんな行動を始めるにしても、
一番始めにシンプルにさせたいのは思考だと述べています。
なぜなら、考えることは何をするにも必要不可欠であり、
思考がすっきりすることによっていつでも平常心を保っていられるからです。
脳内が落ち着けば物の選び方や暮らし方も変化させることができます。
ちゃくまさん流の思考のシンプル化について学んでいきましょう。
ここでは思考をすっきりとさせる方法について
ポイントを3つに絞ってみました!"
・あまり先のことを考えない
・喜びのハードルを低くする
・過剰になっている部分はないか見直す
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「あまり先のことを考えない」
まずはじめに「あまり先のことを考えない」について解説していきます。
人間生きていれば悩みや迷い、不安があるのは当然のことです。
しかし悩みの中には、どうあがいても変えられないものがあります。
ちゃくまさんはこのような場面のときに心がけていることがあるといいます。
それは、「あまり先のことを考えない」ということです。
たとえば、もう冬が終わりかけているのに、
来年の冬に着れそうだからと安売りの冬服を買い占めしてしまったとしましょう。
なぜこのようなことが起こるのかというと
「来年の冬に高い買い物をする」ことを不安に思っているせいで、
ついまとめ買いに走ってしまうのです。
しかし、いざ来年の冬になるとその服に興味がなくなっていたり、サイズが変わって着れなくなったりする場合があります。
もしかしたら、買ったことすら忘れて結局また冬服を買ってしまうかもしれません。
つまり心配や不安を先読みして行動しても、それが現実になる確率は案外低いものです。
ならば、はじめから今できることだけに集中して考えて判断すればいいのだとちゃくまさんは主張します。
多くの物事の場合、何か起きてしまったときに出来ることは限られています。
思考をシンプルにするには行動もシンプルにしていくことが大切でしょう。
「喜びのハードルを低くする」
続いて「喜びのハードルを低くする」について解説していきます。
ちゃくまさんは幸せそうに暮らす人には、
「喜びの沸点が低い」という共通点があると述べています。
彼らは世間一般が喜ぶような流行りものにはさほど興味を示さず、
一方で一見何の変化もないような瞬間に小さな喜びを見つけることが出来るというのです。
そのために何か物に頼らなくても、日常の変化だけで喜びに満ちた生活になります。
では、喜びの沸点を低くする、小さな喜びを見つけられる思考に変えていくにはどうすればいいのでしょうか。
ここでちゃくまさんは、「感受性」ではなく「知識」が必要だと主張します。
「知識」を得ることによって
・日常に小さな発見や喜びがあふれていることに気付ける
・思考の細かいニュアンスを具現化できる
というメリットがあるといいます。
それでは具体的に見ていきましょう。
・日常に小さな発見や喜びがあふれていることに気付ける
幼い頃は初めて見るものに感動や驚きがあったと思いますが、
大人になった今、同じように感動や驚きを経験する機会はガクンと減りますよね。
そこで、すでに経験してきたことに対して喜びを見出すためには「知識」で補うのがおすすめの方法です。
様々な知識があれば、日常を見る視点も変わってきます。
「今日の雲の形はどうだろうか」
「この信号はどのくらいの間隔で青になるのだろうか」
このように興味をひく出来事があちこちに散らばっていることに気付き、退屈することはなくなるでしょう。
・思考の細かいニュアンスを具現化できる
知識を習得することで思考の具現化ができるとちゃくまさんは語ります。
多くの言葉を知らない人の言葉遣いというのは乱暴になりがちです。
しかし様々な言葉の表現を知っていれば、微妙に異なるニュアンスまで表現し具現化することができるといいます。
以上のように、「知識」を得ることで喜びの沸点を限りなく低くしておくことが大事だと、ちゃくまさんは述べています。
お金を使わなくても暇をつぶすことができ、流行りものなどに左右されず、他人に合わせることがぐっと減らせるでしょう。
「過剰な部分はないか見直す」
最後に「過剰な部分はないか見直す」について解説していきます。
多くの悩みは「過剰」になっている何かがあることで生まれると、
ちゃくまさんは述べています。
簡単な例で言うと「体重」が挙げられます。
体重が増える、つまり「過剰」になると
当然太ってしまったり、身体を壊したりしてしまいますよね。
同じように過剰になっている「何か」による悩みというと
本書では次のような具体例が取り上げられています。
・家が片付かない→物が過剰
・時間に追われて忙しい→スケジュールが過剰
・お金がない→支出が過剰
・人間関係が上手くいかない→無理な人付き合いが過剰
ここまで理解できれば、解決策を導き出すのも簡単になります。
つまり「過剰なものを減らす」、たったこれだけです。
むやみな行動を取る前にまず減らすことに注力することがおすすめです。
しかし、先ほど挙げた例の中でも、対応が難しいのが人間関係です。
なぜなら、角が立つ縁の切り方をすれば他の人間関係にまで影響の出る場合があるということ、
また親族や職場など無理に切れない人間関係も多く存在することが理由に挙げられます。
そんなとき、本書でのおすすめ方法は、
挨拶など最低限のマナーだけで接するようにして、無理に好かれようとしないこと。
可能な限り距離を置いて会話の輪から離れていれば、だんだんと嫌な話題も振られてこなくなるでしょう。
他人の価値観にのめり込んでしまうと、自分の価値観を見失ってしまい、息苦しくなっていきます。
自分にとって過剰な人間関係の範囲はどのくらいか、距離を取って今一度考え直してみてください。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「今できる範囲のことだけを集中してやる」ということ
次に「喜びの沸点を低くするために知識を増やす」ということ
そして「悩みの中に隠れている過剰なものを見つけて減らす」ということでした。
今回はシンプルな生活の導入として「思考のシンプル化」をテーマにしました。
本書では、思考と同じように家事・時間・人間関係・減らす・着るの項目ごとに
簡単かつシンプルに暮らせるヒントが集められています。
本書が気になったという方はぜひお手に取ってみてください。
現代の暮らしは他人の目を気にしすぎているのだとちゃくまさんは分析します。
この動画を見て自分の暮らしに合った方法を探してみてくださいね!