片付け

イギリス式節約お片付け

「お金がなくても工夫して暮らしを楽しむ」

今回は「お金がなくても工夫して暮らしを楽しむ」というテーマについて、
井形慶子さん著「イギリス式節約お片付け」をもとに考察していきます。

この動画を見ることによって、イギリス文化から学ぶお金を掛けない暮らしについて学ぶことができます。

今回の研究資料
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突然ですが、お金持ちじゃないから、優雅で豊かな暮らしなんて到底できない……
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?

今回ご紹介することを実践していただくと、
自分が既に持ってるものを活用して豊かに暮らせるようになるでしょう。

「今あるものを工夫して使いチープシックを目指す」

それでは具体的な方法を解説していきます。

一言でいうと「今あるものを工夫して使いチープシックを目指す」です。

著者の 井形慶子さんは、本人曰く「貧乏旅行」でヨーロッパ諸国を巡りました。
その旅行で出会ったのは、お金がなくてもモノを工夫して使い切るイギリス式の「節約お片付け」でした。

イギリス人の心と習慣には、家にあるもので心豊かに楽しむ、
いわゆる「チープシックな暮らし方」が根付いていたのです。

ちなみにチープシックとは1970年代アメリカのジャーナリスト刊行による「チープシック お金をかけずに着こなす法」がもとになったファッション哲学です。

しかしこちらは生活やお片付けにも応用できる概念でして、今回の本書でも一つのキーワードとして度々登場します。

このチープシックを実践してみると、庭の果樹やハーブ、冷蔵庫の残り物、普段着までが命を吹き返し、
心が豊かで幸せな気分になったのだと、著者は旅の様子を振り返っています。

ここでは、イギリス式チープシックな暮らしを取り入れる方法について
ポイントを3つに絞ってみました!

・整理整頓の原則は「シンメトリー」
・ガーデン由来の素材で楽しむ
・財布にも自然にも優しいリユース

ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。

「整理整頓の原則はシンメトリー」

まずはじめに「整理整頓の原則はシンメトリー」について解説していきます。

ホームパーティの文化があって来客の多いイギリスでは、
リビングは公共のスペースとして考えます。

だからこそ、いつでも人が訪れてくることを想定して
「人に見せられる状態にしておく」のです。

収納が少ない昔ながらの住まいでも、ごちゃごちゃとせず整って見えるのは、
片付けにいつも「シンメトリー」のルールを厳守するからです。

シンメトリーとは、日本語では左右対称と訳されるデザインや絵画などの原則です。

イギリスの古いお家においては、
一般的に暖炉が家屋の中心に位置するように定めてあることがほとんどです。

そこから左右に絵をかけたり棚を取り付けたりするのですが、これらを並べる時は左右対称、つまり「シンメトリー」になるようにします。

例えば、お庭を例に想像してみてください。

イギリス式のいわゆる立派なイングリッシュガーデンも、噴水が真ん中にあったら、その上下左右の延長線上には
同じ形のオブジェが飾られていることがほとんどです。

ものが飾られていても整った雰囲気を醸し出すためには、
「シンメトリーを守る」というイギリス式のルールを取り入れてみてはいかがでしょうか。

「ガーデン由来の素材で楽しむ」

続いて「ガーデン由来の素材で楽しむ」について解説していきます。

ハーブやお花がたくさん咲いたイングリッシュガーデン。
イギリスの暮らしを思い浮かべる時に、このお庭の文化は欠かせない要素の一つと言えますね。

イギリス式のチープシックな暮らしには、お庭からの恵みが欠かせません。

例えば、お庭で育った果樹でパウンドケーキを焼いてみてください。
たくさんのお金がかからなくても、季節を感じながら家族で収穫に感謝する喜びが生まれます。

ものを買ったり、良いレストランで食事をする休日も、もちろん幸せの一つです。
しかし、豊かさや幸せとは、ものを消費することだけではありません。

ものを育てて生み出すような「生産」に時間を費やすことは、
売り物を買う体験では得られない「豊かさ」をもたらします。

そのことをチープシックな暮らしを選ぶ人々は知っているのです。

小さなベランダ菜園からはじめてみても構いません。
自分たちで育てた果実や野菜をお料理して、家族で味わう時間を設けてみてください。

少ないお金で、大きな豊かさを体感できる休日になるはずです。

「財布にも自然にも優しいリユース」

最後に「財布にも自然にも優しいリユース」について解説していきます。

リユースってよく聞くけどどういう仕組みだかご存じですか?
特徴は次のようになります。

・壊れたり使わなくなったものを直して使えるようにする。
・使わないものを別の人に引き取ってもらう。

このようにリユースとはものが再び命を吹き返して、大切に使い継ぐ仕組みと言えます。

日本だと直接人に譲ったり、リサイクルショップ、フリマアプリなどを通じて、
モノをリユースしていくのが一般的ですね。

ではイギリス事情はどのようになっているのでしょう。

イギリスのリユース事情として本書で紹介されていたポイントをご紹介します。

例えば教会で使われていた家具が新調される際は
オークションや人づてによって、一般のお家へ古い家具が回されます。

長年の傷や汚れが溜まった家具かもしれませんが、
それは長年教会で使われた神聖なものとして喜んで次の場所へ迎えられるのです。

日本で中古品というと、格落ちしたような印象を拭えませんが、
チープシックな暮らしを営むイギリスの人たちにとっては
ずっと使っていた古い家具だったとしても「長く大切に使われた、価値のあるもの」として重宝されるのです。

売る人も買う人のお財布にも優しくて、ゴミにならない分、自然環境にも優しいリユースの仕組み。
そもそも購入する時にも、次の人に繋げられるくらい、長持ちする物の選び方を心がけたいですね。

ちなみにお片付け研究室の運営会社アシストもリユース企業として、
捨てられないものを次に使ってくれる誰かに届くように海外寄付活動しています。

詳しくはぜひ概要欄のリンクからお問い合わせください。

【まとめ】

では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!

まず「お金をかけずに人を呼べる空間をつくるにはモノの並べ方をシンメトリーにするのがオススメ」ということ

そして「節約を楽しむために、育てた自然の恵みを頂戴したりモノをリユースするのがオススメ」ということでした。

イギリス式のチープシックな暮らしでは、
ものを手放す時にも、物の寿命を考え直して、簡単にゴミにはせずに次の行き先を探します。

日本でできるリユースの形ならばフリマアプリを利用したりリサイクルショップを活用することで、簡単にモノを捨てずに済むことがあります。
ごみとしての処分費用を負担するよりもお財布に優しいなら活用したいですね。

暮らしを楽しむには、必ずしもたくさんのお金が必要とは限らないことがわかりました。

既にあるもので豊かに暮らすイギリス式の節約術。

ものを新しく買う時、週末の時間を過ごす時、ものを手放す時、
イギリス式の「節約を楽しむ」という考え方を取り入れてみてください。

【YouTube】お片付け研究室チャンネル紹介

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