「1日に使える限られた時間を有効活用しよう」
今回は「1日に使える限られた時間を有効活用しよう」というテーマについて、
池田暁子(きょうこ)さん著「1日が見えてラクになる!時間整理術!」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、時間を効率的に使うためのテクニックについて学ぶことができます。
それではさっそくまいりましょう!
突然ですが、全然仕事や家事が進んでいないのに、気付くと時間があっという間に経っていた!
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
1日の中で計画以上の仕事や家事を終えられる力が身につくことでしょう。
「1日の中で限られた時間を効率的に過ごそう」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「1日の中で限られた時間を効率的に過ごそう」です。
著者の池田さんは、フリーランスとして働いている中でいつも締め切りや予定に間に合わないという悩みを抱えていたそうです。
そこで、1日のスケジュールを書き出し、時間の使い方を再確認しました。
すると、やらなければと思いつつ中途半端になっている仕事や家事のせいで無駄に過ごす時間が多い、ということがわかりました。
こちらの本書では著者自らの体験から、どのように時間を効率的に使えるようになるのかを、かわいらしいイラストで表現されています。
ここでは一日を有効に使う時間の使い方について
ポイントを3つに絞ってみました!
・用事をまとめて時間を作る
・やるべき仕事や家事の時間を把握する
・「あとで」ではなく、「今」やる
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「用事をまとめて時間を作る」
まずはじめに「用事をまとめて時間を作る」について解説していきます。
本書では時間の管理が得意ではない著者の池田さんが
編集部の方に予定の立て方・時間の使い方についてアドバイスを受けていく、そんなストーリーで話が進んでいきます。
例えば1つの用事について、1度の予定で行えるところを
わざわざ何回かに分けて予定を立てる。
実はこれだけで時間を無駄にしているのです。
ここでは本書で紹介されている「用事をまとめて時間を作る」方法を2つピックアップしてみました。
1.移動時間を短縮する
著者は片道1時間かかる場所に2回行くことに対して特に疑問を持っていませんでした。
しかし実際移動時間だけで4時間もかかっているわけです。
そこで編集部の方から予定をまとめて1回で済むようにスケジュールを立ててみることをオススメされました。
すると、移動だけで2時間も短縮することができ、その分、趣味の映画を1本見る時間に充てられることに。
予定を立てる際は移動時間を減らすようにすると、時間の効率がアップします。
2.習慣化したい用事を1セットにする
朝起きたらトイレに行き、洗顔し、朝食を食べる習慣があるとします。
毎日無意識に行っているので、わざわざ考えることなく行動することができます。
しかし、やらなくてはいけないと思いつつ忘れてしまう用事もあるでしょう。
例えば、洗濯機を回した後に干すことを忘れてしまった。
ドラムの中で洗濯物が生乾きになっている、なんてことありますよね。
これを改善するなら、洗濯にかかる30分の間にお風呂に入り、風呂上がりには洗濯物を干すことができる、一連の流れなんてどうでしょう。
つまり洗濯機を回す、お風呂に入る、洗濯物を干すという3つの用事を1セットで習慣化すると忘れることはなくなります。
以上のように用事をまとめて時間を作っていく方法を2つご紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。
「やるべき仕事や家事の時間を把握する」
続いて「やるべき仕事や家事の時間を把握する」について解説していきます。
1日24時間、1週間で168時間、時間はみな平等に与えられているものです。
しかし仕事や家事に手一杯で、時間が足りない!と感じていませんか。
そこで、本書では次の方法をおすすめしています。
それは普段行っている用事にどのくらい時間がかかっているのか計算する、ということ。
例えば、24時間あるうち、睡眠7時間、通勤1時間、職場にいる時間9時間としたら残りは7時間です。
残り7時間で買い物して、自炊してご飯を食べ、洗濯・掃除していたら自由時間はほんのわずかです。
だらだらTVを見たり、スマホでゲームしたりしていれば、そのわずかな自由時間はもちろんあっという間に過ぎ去ってしまいます。
本当は、資格の勉強をしたい!本を読んで教養を身に付けたい!趣味の時間にしたい!などと思っていても、時間が足りません。
本書ではこれらの悩みを解決する方法について次のように提唱しています。
「普段の生活を振り返り、やるべき用事にどのくらい時間がかかるのか把握する」ということ。
計算式で言えば24時間からやるべき用事にかかる時間を引いた時間= あなたに残された自由時間 となります。
例えば、買い物は30分、自炊して食べ終わるまで1時間、洗濯・掃除は1時間かかっていることを先に把握します。
これを一日で行うとすれば使用時間は2時間半。
先ほどの計算式で残された自由時間が7時間だとすれば、そこから先ほど割り出した2時間半を引きます。すると残った4時間半は本当に自由な時間です。
もし夜12時に寝ると決めたならお風呂でゆっくりするための時間・寝るまでの読書の時間など好きなことを計画立てることができるのです。
ぜひ参考にしてみてください。
「「あとで」ではなく、「今」やる」
最後に「「あとで」ではなく、「今」やる」について解説していきます。
先ほどはやるべき用事について触れてきました。
本書では実は用事と言っても「やるべき用事」以外に2種類の用事があると紹介されています。
ここではその2種類の用事との付き合い方について説明していきます。
1.今ではなくてもいつか必要になる用事
身体のメンテナンスにまつわることが多いと思いますが、
つまり「髪の毛を切りに行きたいな」「歯医者の定期健診に行かないと」など
そのままほったらかしになっている用事ってありますよね。
対策としては思いたったときにすぐ予約をするなど行動することがもちろんおすすめです。
あとでやらなきゃということが溜まっていくと、頭の中もごちゃごちゃしてきます。
どうしても予定がまだ立てられないという用事は、スケジュール帳やカレンダーの片隅に記録して頭の中から消しておきましょう。
2.余裕があれば行こうと思っている用事
気になる映画、期間限定のイベントなど時間があったら行きたいなと思っていたけれど、ついつい忘れて行けなかった経験はありませんか?
こういうイベントものこそ限られた時しか開催されていないもの。
「行けたら行こう」と思っている用事は最初からスケジュールに入れてしまいましょう。
具体的に予定を決めていないと、なかなか腰が上がらずダラダラとしてしまいがちです。
せっかくの機会を逃さず、少しでも自分がやりたいという用事に時間を使えると人生をより豊かにすることができますね。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「1日は24時間と限られているので、やるべき用事を先に捻出し自由な時間を確保しよう」ということ
そして「本当にやりたいということは先にスケジュールを組んでしまおう」ということでした。
この本では、著者が時間節約術のために実際に取り組んでみた様々な例も紹介されています。
タイマーを使って時間を区切るようにしたけどうまくいかなかったことや、目につくところに時計を置いてみたら時間を気にするようになったことなど参考になる話がありました。
気になる方はぜひお手に取ってみてください。