【片付け】こんまりメソッドは「ときめき」が基準
自分が「いいな!」と感じるもの、好きなものだけに囲まれた生活。そんな暮らしができれば、それって幸せなことではありませんか?
だから、ときめかないものは捨てなさい、そうすればときめくものだけに囲まれた暮らしができ、人生が変わると教えてくれています。
でも、ほとんどの人は、必要か必要じゃないか、など合理的に残すものを決めていませんか。
片付けに限らず、損得や周りから入ってくる情報で意思決定することって多いですよね。
それでは「自分」というものがたしかにありません。
こんまりメソッドで人生が変わる理由
「自分の心がどう感じるのか?」目の前にあるものを片付る行為を通して、自問自答することに片づけの醍醐味があるのではないでしょうか。
自分の奥底にある価値観と向き合い「心が良い方へ動くもの」を基準に選ぶ。これが重要だといっているんですね。
ちなみに、ここでいう「ときめくもの」とは、自分の好きなものや、「いいな!」と感じるものです。
つまり、理性ではなく本能で感じる自分の価値観に意識を向けることが大切なんです。
「ときめく」片づけの魔法と聞くと正直、薄っぺらい本なのかと感じますが、
大ベストセラーになるのも十分うなずける、とっても本質的で奥が深い内容になっております。
片付けコンサルタント近藤麻理恵の凄さ
「こんまり」こと近藤麻理恵(こんどうまりえ)さんは日本を代表する片付けコンサルタントです。
中学時代から片付けの研究をはじめ、なんと人生の8割以上を片づけに費やしてきたといいます。
2020年現在、アメリカに拠点を移し活動されていますが、なんと、「KONDO」という言葉がアメリカでは「片づける」という意味として使われるようになるなど社会現象を起こし、米国「TIME」誌「世界でもっとも影響力のある100人」に選出された、只者ではない片づけコンサルタントです。
著書:人生がときめく片づけの魔法
そんな、こんまりさんの片付けメソッドをあますところなく書き出されたのが、世界で1000万冊以上販売されている「人生がときめく片づけの魔法」です。
ここでは、本書を考察しながら、こんまりメソッドで人生が変わるのはなぜ?なのか考察していきます。
人生の8割以上を片づけに費やしてきたこんまりさん
具体的にどんなことが書かれているのかご紹介しますと大きくわけて3つあります。
1つは片づけの考え方について
2つはときめくものを残す整理について
そして3つめは残したものを、ときめく収納術についてかかれています。
まずはじめに、冒頭1行目に、この本は「一度片付けたら、絶対に元に戻らない方法を書いた本です。」とあります。
ここまで断言できることにびっくりします。それだけのノウハウが詰まっているということです。
なぜなら、片づけって、ダイエットと同じで片づけたくても片づけられない人がたくさんいます。
やりたくても続けられないのが片付けですよね。それを、一度片づけたら絶対にもとに戻らない方法と言い切っている。
人生の8割以上を片づけについやしてきたこんまりさんが、なぜ片づけても片づけても片付かないのか?について教えてくれています。
片付けが祭りである理由
なぜ、こんまりさんは片付けを祭りと表現しているのでしょうか。
その理由は片付けの順番にありました。片付けの順番は大きく3つのステップに分けられます。
- 全部出す(祭り)
- ときめくものだけ残す
- 定位置を決めて戻す
整理整頓の鉄則とも言うべき3ステップでありますが、最初に全部出す!これをこんまりさんは「片付けは祭り」と表現していたんですね。
とにかく、全部出す!片付けはそこから始まるのです。
こんまりさんに限らず、片づけにはこのような絶対的な原則があります。
その原則に、それぞれの片付けコンサルタントが自分流のテクニックをアレンジしているのですが、こんまり流お片づけのテクニックはここでは割愛します。
とても具体的にかかれていて、非常に勉強になりますので、ぜひ本書に目を通してみて下さい。
「場所」or「物」どちらから片付ける?
みなさん、片づけるとき、場所別に片づけますか?
それとも物別に片づけますか?
場所別とは、今日はキッチンを片づけよう。
物別とは、今日は食器を片づけようという違いです。
さ、みなさんはどっちの方法で片づけていますか?
ちなみに、こんまりさんは、絶対に物別に片づける!と教えてくれています。
さらに、さらに、片づけるものには順番があるようで、この片づける順番を間違えると絶対にうまくいかないとまで言い切っています。
うん、、読むと納得できる順番です。この順番のヒントは番組の最後にご紹介しますね。
このように、こんまり流片づけにしたがい、①全部だして、②ときめくものだけを残す。このプロセスはまさに整理です。
その整理のノウハウが書かれています。
こんまり収納メソッド「積むな...」
最後は収納ノウハウについて、人生がきらきら輝くときめき収納レッスンという名でノウハウが余すところなく書かれています。
みなさん服の収納って、どうされてますか?
洗濯したら畳んで、どうしますか?
引き出しに入れますよね。
で、つぎの服、どうしますか?
重ねて収納しますよね。
ジャケットなどはハンガーにかけておけるのでいいのですが、
Tシャツやズボンは重ねてしまいがちです。
だって、あのきれいに陳列されたユニクロでさえ、衣類(商品)を重ねて積んでいますよね。
一般家庭とショップを単純に比較はできませんが。
でも、こんまりさんは積んではダメだとしています。
なぜだめなんでしょうか?
その理由は2つあるんです。
それは、本書に書いてあります。
とにかく、ものを増やさないこと。
自分の大切な物はしっかり収納すること。
この2つを守って下さい!
本書には、収納についての考え方やノウハウも余すところなく書かれているのでほんとにおすすめです。
以上、人生がときめく片づけの魔法についての解説を終えたいと思います。
【即行動】こんまりメソッドを学び服を片付ける
今回、こんまりさんの「人生がときめく片づけの魔法」を研究してわかった誰でもできる行動はやっぱり、服ですね。
袋を1枚用意してください。大きさは問いません。
そして、その袋いっぱいになるまで、これは手放してもいいやと思える服を入れていきましょう。
そう、ときめかないものを一袋だけ入れてください。
資源回収の日が来たら迷わずに出す。たってこれだけでいいです。
でも、雨の日は絶対に出さないでくださいね。
【豆知識】資源回収日に出した服が古着屋さんで売られてる?
古紙に出すといってもゴミになるわけではありません。実は、古紙に出した衣類は「問屋」さんに回収されます。
そして、その問屋さんに古着屋さんが買い付けに行くんですね。
あなたの出した衣類は古着屋さんを経由して、また誰かに使ってもらっているかもしれないのです。
そうリユースです。
全てがリユースされるわけではないので、ウエスとして別のものに生まれ変わったりもします。
再資源化(リサイクル)ですね。
このように、ただのゴミにはならないので思い切って手放してみましょう!
雨の日はさけて下さいね。
ところで、こんまりさんは「本当の人生は片づけた後にはじまる・・・」と最後に締めくくっています。
みなさんも、本当の人生をはやく始めてください。