「沢山の物に囲まれた生活から抜け出す」
今回は「沢山の物に囲まれた生活から抜け出す」というテーマについて、
麻生夕貴(ゆうき)さん著「モノがなくても、大丈夫!」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、生活から余計な物を捨てる大切さについて学ぶことができます。
それではさっそくまいりましょう!
突然ですが、物が多過ぎてどれが大切な物かわからない。
つい安い物を買って無駄遣いしてしまう。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
必要ない物をどんどん捨てる事ができるようになり、
本当に大切な物だけに囲まれて生活していくことができるでしょう。
「日常を通して”大切”の選択に慣れること」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「日常を通して”大切”の選択に慣れること」です。
あなたは部屋を見渡した時に、本当に大切だと思える物はいくつありますか?
もし、心の底から大切だと思えない物がある場合、
その物を手放す事を検討してみた方がいいかもしれません。
なぜなら、本当に大切なモノだけに囲まれて生活する事で、
部屋が片付くだけでなく、自分に優しい生活を手に入れる事ができるからです。
もし、自分に優しい生活を手に入れたいのであれば、
是非、今回の動画を見て著者の生活と考え方を参考にしてみて下さい。
ここでは自分にとって大切な物を選んでいく方法について
ポイントを3つに絞ってみました!
・(捨てる本当の理由を学ぶ)
・(思い出の品を思い切って手放す)
・(シンプル生活の先にある暮らし)
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「(捨てる本当の理由を学ぶ)」
まずはじめに「捨てる本当の理由を学ぶ」について解説していきます。
あなたは最近
「買って後悔した」「無駄遣いしてしまった」と感じた買い物はなんですか?
そう聞かれて即答できる人は実は少ないでしょう。
なぜなら、無駄遣いとは気付かぬうちにしてしまっているからです。
例えば次のように、気付かないところでうっかりな無駄遣いは発生しています。
・100円ショップで見かけた、なんとなく買ったけれど使っていないアイテム。
・買った時には気に入っていたのに、結局数えられるぐらいしか着ていない服。
・よく似たデザインの靴。
・読むのを途中で辞めてしまった本。
このような買い物をして後悔した人は多く、
中には何度も繰り返してしまう人もいるでしょう。
無駄遣いの連鎖を止めるには、意識を変える必要があります。
著者の麻生さんは、着なくなった服を
ネットで売ったり捨てたりするのを繰り返していたそうです。
しかし、いつしか休日は物を処分するだけに時間を費やされ、
洋服を処分した後は、モヤモヤが残ってしまい、気持ちもどこかスッキリしません。
こうした日を繰り返しているうちに、
麻生さん自身が物を処分することで、イライラを物にぶつけているだけではないかと気づいたのです。
つまり無駄遣いしてしまった自分自身を捨てたかったということ。
服を処分する本当の理由は、
自分の現状に満足していないからだったのです。
それならば、リセットする為に全ての物を捨てればいいと考える人もいるでしょう。
しかし、麻生さんは物を一気に捨てたわけではありません。
物を捨てていく段階で、物と真剣に向き合うことを一番に考えたのです。
その結果、新しく物を買う時にも、
本当に必要なものなのかをしっかりと考えるようになり、
無駄遣いしなくなったのでした。
「思い出の品を思い切って手放す」
続いて「思い出の品を思い切って手放す」について解説していきます。
捨てていく物の中には人から貰った物や思い出の品など、
捨てるのをためらう物もあります。
著者の麻生さんは、これらの物の他にお父さんの形見までもどんどん
手放していったそうです。
形見を捨てると聞いて、手放すなんてとんでもないと思う人もいるでしょう。
実際、捨てる必要はなかったかも?と思うこともありましたが、
亡くなったお父さんへの想いをどこか消化できずにいたので、
自分の気持ちに区切りをつけるためにも処分を決心しました。
結果、麻生さんは、あらゆる物を捨てていく過程で別れを乗り越えました。
お父さんの形見を処分してみて、
「物がなくても大切な思い出は心に残る」と気づかされたのです。
そして、お父さんが居なくなってしまったという強い悲しみから解放されたことで、
以前とは違う感情でお父さんの事を振り返る事ができるようになりました。
いまでは本当にたくさんの愛情を注いでくれていたんだと
感謝の気持ちでいっぱいになっているそうです。
つまり、思い出の品と真剣に向き合った結果、
手放す事を決心して前に進む事ができたのです。
捨てにくい物でも、貰ったから・形見だからという理由にこだわらず、
物がなくても思い出として残っているのであれば、手放す手段を
考えてみてもいいですね。
「シンプル生活の先にある暮らし」
最後に「シンプル生活の先にある暮らし」について解説していきます。
物をどんどん捨てていくと、不要なモノがなくなっていき、
生活はシンプルになっていきます。
著者の麻生さんは物と真剣に向き合うようになったことで、
安いから買うという選択がなくなり、買う物をひとつひとつ
吟味するようになりました。
真剣に考えるようになると、必要だから買うという考えはなくなり、
本当に気に入ったものだけを買うようになりました。
すると、気付けば大切な物だけが手元に残り、
毎日お気に入りの物だけに囲まれる部屋作りに成功しました。
そして、買い物に真剣に向き合ったおかげで無駄遣いも減りました。
無駄遣いが減るという事は、自分に優しくできている証拠です。
なぜかというと、
自分が頑張って働いて手に入れたお金を大切に使っている事になるからです。
また、麻生さんは捨てられる物をなんでも捨てていった結果、
日常生活においても無駄と感じる時間がなくなり、
24時間を有意義に使えるようになったそうです。
物を捨てていく事により、時間もお気に入りの時間だけが残るようになりました。
物が少なくなったことで部屋が片付き、
処分や掃除の手間が減り、本当に大切な物だけが残るようになったのです。
加えて、大切な物に対する扱い方も普段と違ってくるので、長持ちして、
こまめに買い替える必要がなくなってきます。
シンプル生活の先にある暮らしの結論とはただ一つ、
「物を大切に扱い、自分も心地よくなる」ということです。
大切な物に囲まれて生活する事で、何が本当に大切なのかを考える癖がつき、
自分の生活も同じ様に大切にできるようになるのです。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「なぜ手放すのか、なぜ残すのか、物一つ一つと向き合う」ということ
そして「不要なモノがない生活は時間・お財布・自分に優しい」ということでした。
私たちの生活には多くのモノが溢れています。
しかし、物がありすぎる事によって、
本当に大切な物を見失ってしまうかもしれません。
そして、見失うのは品物ばかりではなく、自分自身の心も同じです。
捨てるという行為は決してマイナスなことばかりではありません。
自分にとって物も時間も何を大切にしたいのか、
明確にしておくことがシンプル生活の一歩です。
まずは、レジに行く前にこれから買う物は本当に大切か考えることから
始めてみてはいかがでしょうか。