片付け

片づけの解剖図鑑

「リフォームなしで散らからない家を作るには」

今回は「リフォームなしで散らからない家を作るには」というテーマについて、
鈴木信弘さん著「片づけの解剖図鑑」をもとに考察していきます。

この動画を見ることによって、家が使いにくい原因とその解決方法を学ぶことができます。

今回の研究資料
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突然ですが、お気に入りのマイホーム。いざ生活してみるとどこか使いにくい。

そして気が付くと物が散らかっている。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?

今回ご紹介することを実践していただくと、
物の配置を変えるだけで、リフォームしたかのように我が家が使いやすくなることでしょう。

それでは具体的な方法を解説していきます。

「散らかりにくい収納スペースに変える」

一言でいうと「散らかりにくい収納スペースに変える」です。

著者の鈴木さんは一級建築士として活躍されている方です。

そして本書は新築を建てる・リフォームする際の指針になるような、
家中の動線・片付け・収納面の見直しについて記述されています。

「え、ぴいちゃん、我が家はリフォームの予定なんてないよ?」って思った方、ちょっと待ってくださいね。

本書は申し上げたとおり建築士目線の細かい設計図も登場する本ではありますが、
そもそも家のなかが散らかりやすい原因と対策についても書かれている本です。

そして建築士の鈴木さんが主張するのは「散らかりやすい」原因を把握し、
配置換えや収納面を見直すことで「散らかりにくい」スペースを作るということ。

全部が全部でもないですが、家を使いやすくする各部屋・場所の役割や動線の在り方をこの本から学ぶだけでも、
現在住んでいる家のなかで、リフォームなしでも活用できそうなテクニックがたくさん載っています。

今回は建築士の鈴木さん流、
散らかりにくい家のなかの動線作りや収納の活用方法についてご紹介していきます。

ここでは リフォームなしで「散らかりにくい」を作る方法 について
ポイントを3つに絞ってみました!

・リビングテーブルの存在を見直す
・60cmの室内干しゾーンを作る
・食材の保管場所を見直す

ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。

「リビングテーブルの存在を見直す」

まずはじめに「リビングテーブルの存在を見直す」について解説していきます。
リビングテーブルは飲み物やリモコンを置いておくには最適の場所です。

しかし実際のところは新聞や筆記用具、家族の小物など物置き場になっていませんか?

このリビングテーブルが物置き場になる現象について、
細かい物の置き場所がそもそも定まっていないことが原因だと鈴木さんは主張しています。

ここでは本書で取り上げられている、リビングテーブルが物置き場にならない方法を2つご紹介します。

1. ソファ前ではなく横に置く

ソファで過ごすことが多い場合、横に物置き場を設置したほうがはるかに便利とのことです。

小さめのサイドテーブルやローチェストをソファの50cm以内に置けば、
テーブルが物だらけにならないと鈴木さんはおすすめしています。

2. テーブル自体を無くす

いっそリビングからテーブルをなくしてみるのもアリだと鈴木さん。
テーブルがなくなればテレビや動画を見ながら体を動かすことができます。

以上2つの方法を取り上げました。

ご存じのようにテーブルには収納機能がありません。

しかし物をテーブルについ置きたくなるということは、
その物たちの置き場所が遠くにある・使いにくいといった原因が根本にあるということです。
参考にしてみてください。

「60cmの室内干しゾーンを作る」

続いて「60cmの室内干しゾーンを作る」について解説していきます。

例えば乾いた洗濯物を取り込むとき、皆さんはどこに洗濯物を置きますか?
すぐに畳んでタンスにしまう方は少ないと思われます。

例えば洗濯物を取り込むとき、次のような問題点が挙げられます。

・カーテンレールや和室の鴨居に引っ掛けるはジャマになる
・ハンガーから外してソファや床に山積み状態

どの方法を取っても見栄えは良くありませんね。

そこで鈴木さんのおすすめは
予め室内にも物干しゾーンを確保・設置することです。

広さはたったの60cmで十分とのこと。
こちらは基本、家の設計段階での提案と読み取れますが、既にある家にも要はその分のスペースを確保すればいいのです。

鈴木さんがおすすめする、物干しゾーンに適した場所とは次の2か所です。

・洗面所(脱衣所)
・寝室

予想外な場所ですが、お客様を迎えるような共用スペースに設置しない、
つまり生活感を見せない工夫から、この場所が選ばれたのではと読み取りました。

例えば
<洗面所の場合>
大抵の洗面所には洗濯機が設置してあります。
夜に洗濯 → 朝まで洗面所で干す という動線ができスムーズとのことです。

<寝室の場合>
寝室は服をしまうクローゼットがあることが多いので、
洗濯物をベッドの上でたたみ、そのまましまえる、という動線ができるのです。

新築を考えている場合にももちろん取り入れられますが、
既にある家でも60cmだけ洋服をかけるスペースを確保するというやり方、ぜひ試してみてください。

「食材の保管場所を見直す」

最後に「食材の保管場所を見直す」について解説していきます。

冷蔵庫以外で食材を保存するときの場所を皆さんは意識していますか?
ちなみに常温で保存できる食材とは次のように挙げられます。

・お米・調味料・粉物・乾物
・ミネラルウォーター・缶詰など備蓄品
・土つき野菜やぬか味噌

これらを保存するにあたっては、家の設計段階から保管場所が決まっていないケースが多いと鈴木さんは述べています。

しまう場所がなくてシンクの下の開き戸に
とりあえずパンパンに詰め込んでしまうなんてことは回避したいですね。

ここでは鈴木さんが提案する、常温保存できる食材のストック場所3つをご紹介します。

 1.キッチンに棚を設置する

こちらは新築やDIY向けの提案ですが、キッチンに専用棚を設ける方法です。
棚の奥行きをあまり深くしすぎると、奥に入れた食材を取り出しにくくなるので、奥行きが浅いものがおすすめとのことです。

2.納戸

とれたて野菜や漬物などの保管には納戸のような比較的涼しい冷暗場所を選びましょう。北側に近いほどおすすめとのことです。

3.階段下

階段下はあまり広いスペースではありませんが、日光を遮るには適した場所です。
しかし例えば地下寄りに設置してある階段だと結露が発生しやすいので注意が必要とのことです。

以上3か所の食材ストック場所を取り上げました。
既に実践されている方も多いことと思います。

ちなみに床暖房のある場所での保管はもちろんおすすめできないとのことです。

気温が低めで暗い場所に食材は保存することを心がけましょう。

【まとめ】

では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!

まず「リビングテーブルは物置きになりやすいので要不要を見極める」ということ
次に「見栄えを良くするため室内干しゾーンを確保する」ということ
そして「常温保存できる食材の保管場所を見直す」ということでした。

片付く家とは、まるで駐車場が豊富な街。

駐車場がなければ車を停められず、通行の妨げになる。
鈴木さんはこのように表現しています。

これを収納に置き換えると、
収納スペースが不足していれば置きたい場所に物が置けず散らかり放題になるということです。

ご自宅で散らかりやすい場所を見つけ、
用途に適した収納スペースはあるかを見極める。

そして配置を変えるなど家の根本の動線や収納面を見直すということ、ぜひ試してみてください。

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