片付け

辰巳渚の新・収納スタイル

「気持ちよく収納する前に必要なこと」

今回は「気持ちよく収納する前に必要なこと」というテーマについて、
辰巳渚さん著「辰巳渚の新・収納スタイル」をもとに考察していきます。

この動画を見ることによって、あなた自身が快適に暮らすための物の整理・収納について学ぶことができます。

今回の研究資料
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突然ですが、頑張っているものの、家のための収納に振り回されてストレスが大きい・・・
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?

今回ご紹介することを実践していただくと、
自分自身が快適に暮らせる収納法のバランスを知ることができるでしょう。

それでは具体的な方法を解説していきます。

「収納するときは家と物と暮らしのバランスを考えること」

一言でいうと「収納するときは家と物と暮らしのバランスを考えること」です。
本書の著者である辰巳渚さんは、消費者の分析を専門に行う、元々はマーケティングプランナーとして活躍された女性です。

家事や暮らしに関する著書も多数発行してきた辰巳さんですが、
「収納と聞くと気が重くなる」と語るほど、決して家事が好き、得意というわけではないようです。

そんな辰巳さんがオススメする収納の基礎は、自分にふさわしいバランスを知ること。
世間に多数ある収納本の通りにきっちりと整理整頓できれば確かに理想的です。

しかし、実際は理想的なルールをすべての人の暮らしに当てはめることは困難なもの。
そこで本書でオススメされているのは、次の3つの視点を元に、ちょうどよい関係で居られるトライアングルを描くことです。

1)ものとの向き合い方
2)家との付き合い方
3)自分の暮らし方

自分が使うものをちょうど良い量だけ持つこと。
自分の家には、どこにどれだけのものを置けるのか。
そして、どんなことを大切にしながら暮らしていきたいのか。

ルール通りの収納を真似る前に、まずはあなた自身の価値観を紙に書き出すなどして、整理してみてくださいね。

ここでは収納に際した家・物・暮らしのトライアングルを考える方法について
ポイントを3つに絞ってみました!

・ちょうどいい量を持つ
・家という器を考える
・使い切ることで物を活かす

ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。

「ちょうどいい量を持つ」

まずはじめに「ちょうどいい量を持つ」について解説していきます。

本書では、衝撃的な話が紹介されています。
それは、日本人とモンゴル人が持つ、ものの量の違いについて。

モンゴルの人は、パオという移動式テントでの暮らしをしているため、持ち運べるだけのものしか持たない暮らしをしています。

モンゴル人と日本人の暮らしを比べた時に本書では次のような例え話が登場します。
モンゴルの人は7つのものだけで生活しているのに、日本人は7000のものに囲まれて生活しているようだ。

この数は「日本人がものを持ちすぎている」ということを伝えるために大げさな数かもしれません。
しかし実際には、移動式の暮らしができる状態ではないほど、私たちの暮らしにはものがいっぱい溢れているのです。

さらに日本人のものを持つ同行には、数の他に種類にも特徴がある、と著者の辰巳さんは主張しています。

例えばヨーロッパの家庭では、家庭によって物の持ち方が違うこと。
また器やテーブルクロスなど、家庭によって大切にするものも様々です。

一方で日本人の家庭は、どの家庭でも似たようなものを持っていることが生活科学研究所の調査によってわかったそうです。

「みんなが持っているから必要」「新製品は良いもの」と
他の家庭”や”世間一般的な基準”を気にして、持つものを判断する癖、皆さんも心当たりがあるのではないでしょうか。

だからこそ、ものに振り回されないために、あなたの家とライフスタイルにとって「ちょうどいい量」を今一度、見つめ直してみてください。

とりあえずどの家庭にもあるから購入したまま、持て余しているものはありませんか?
ちょうどいい量だけ持つ暮らしは、ものの管理に必要以上の時間を取られる心配がないのです。

「家という器を考える」

続いて「家という器を考える」について解説していきます。
ちょうどいいものの量を判断する時に欠かせないのが、自分の住む家について。

もしかすると、家が狭すぎるから片付かないと思っている方もいるでしょう。

もちろん、そういう面があることも、著者の辰巳さんは否定していません。
しかし一方で、狭いことが問題ではない場合もあると続けています。

それは、住まいには「動線」という考え方があるからです。

動線とはつまり、家の中で自然に動きやすくなる道筋のようなもの。

例えば、お風呂に入る前に洗面所を通るから、
そこにタオルがしまってあると取り出しやすいなど、動きの流れを指します。

家自体をものを適切に仕舞って過ごせる大きな器と考えた時、その器には、どんな仕切りがありますか?

本書でオススメされているのは間取り図を描いて、家全体を見直してみること。
そして、次の2つを書き足して、家全体や部屋ごとの収納力を把握してみましょう。

1)この家で私が暮らすには、今のものの量でいいのか
2)この家で私はどのようにものを置けば使いやすいのか

この方法によって自分の家という器には、何をどこに仕舞うことが最も暮らしやすい収納スタイルなのか、
客観的に判断することができるようになります。ぜひ試してみてください。"

「使い切ることで物を活かす」

最後に「使い切ることで物を活かす」について解説していきます。

例えば江戸時代など昔とは違い、
工業製品が増えた私たちの現在の暮らしにとって、扱い方が難しいのは「使えるけれど今はもう使えない」というものの存在について。

電化製品など中途半端に長持ちするもの。
それらは常に新しい製品がリリースされること、また前に購入したものは時代の進化に追いつけなくなります。

このように持ってるけど使わなくなった物の存在というのは、快適な暮らしを作っていくためには無視できないのです。
使い物にならなくなるまでとりあえず持っていると、次第に家中がものだらけになってしまうからです。

だからこそ、こういったものにも自分が「使い切った」と思える基準を定めましょう。

古いモデルの洗濯機であれば、3年使わなくなった。テレビは映りが悪くなってきた。
ドレスは、気に入らなくなってきた。こうして期限を決めた上で、今あるものを十分に使い切ることです。

とっておきの日のためにと購入したドレスも、汚れるのが怖いともったいぶらずに、古い型になるまで、汚れてしまうまで何度も着て、使い切るのです。

それまでは新しいドレスを買わずに、今あるものを使い倒します。

中途半端に古くなったものを捨てようか迷うよりも、思い切り使う。
すると「使い切った」と捨てる判断がつき、役割を終えるまで、ものを大切に使ったという自信にもなるそうですよ。

使い切ることでものを活かす。
このルールを設けることで、無駄にものを買っていた習慣自体を手離せるようになるでしょう。

【まとめ】

では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!

まず「収納のなかに自分らしさを取り入れる」ということ

そして「所有しているモノは期限を決め使い切る」ということでした。

本書に一貫して描かれていたことは「あなたの今の暮らしを把握する」ということでした。

収納について基礎となるノウハウは色々なメディアで紹介されています。
しかし、それを実生活で活かすためには、あなたの暮らしにとってのちょうどよいバランス、つまり「自分らしさ」を取り入れた解釈とアレンジが求められるということです。

まずは自分らしい物の量、家という器の使い方を考慮して、ちょうどいいバランスを掴むことをイメージしてみましょう。

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