「一生”汚部屋”へリバウンドしない仕組み作り」
今回は「一生”汚部屋”へリバウンドしない仕組み作り」というテーマについて、
勝間和代さん著「2週間で人生を取り戻す!勝間式汚部屋脱出プログラム」をもとに
考察していきます。
この動画を見ることによって、二度と”汚部屋”へリバウンドしない方法について学ぶことができます。
それではさっそくまいりましょう!
突然ですが、何度片付けても時間が経つと物だらけの”汚部屋”へ逆戻りしてしまう。
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
片付けに迷わず、リバウンドしない綺麗な部屋をキープできるようになるでしょう。
「片付けを継続するためのルールを作ること」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「片付けを継続するためのルールを作ること」です。
著者の勝間和代さんは経済評論家としても有名で様々なメディアで活躍されています。
そんな勝間さんはかつて、
何度片付けても時間が経つと物だらけになってしまう”汚部屋”リバウンドに日々悩んでいたといいます。
そこで片付けにも経済と共通することがないかと分析してみたところ、
「物事の継続にはルール作りが重要」だと気づきました。
いくら片付けても生活していれば物は出し入れしなくてはいけません。
買い物や貰い物をして物が増える機会もたくさんあります。
大切なのは自分の中で片付けのルールを作ってあげて、
物を増やさない、また物を捨てるように考えることなのです。
ここでは片付けを継続するためのルール作りについてポイントを3つに絞ってみました!
・モノのINとOUTを意識する
・捨てることにプラスのイメージを持つ
・家事を溜め込まず、すぐ片付ける
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「モノのINとOUTを意識する」
まずはじめに「モノのINとOUTを意識する」について解説していきます。
冒頭でもお話したように、増やそうと思っていなくても自然と物は増えていきます。
経済でいうならばいかに支出を減らして収入を増やすか、に焦点が当てられます。
しかし片付けでいうならばまったく真逆で、いかに物を減らしていくかがポイントとなります。
本書では「物の管理はストックの問題ではなく、フローの問題だ」と語られています。
すなわち、物がどれだけ入ったら、
その分出ていくべきなのかを徹底して管理しておくということですね。
どんな小さな物でも1つ増やすのであれば、何かを手放して
物の数がプラスにならないように心がけましょう。
さらには物を増やすときのルールを予め自分の中で決めておくと、迷いなく判断できます。
本書では、次のような方法を提案されています。
・食材や日用品の在庫は何日分貯めておくか予め決めておき、なくなるまでは買い足さない
・消えないプレゼントは受け取らない
・今欲しい物は本当に必要な物か自分に問いかけて見極める
このように、家の中の物がいつも一定の数になるようなルール作り、少しずつでも始めてみてくださいね。
「捨てることにプラスのイメージを持つ」
続いて「捨てることにプラスのイメージを持つ」について解説していきます。
モノが必要かどうか見極めるのはたいてい自分で行うものです。
しかし片付けが苦手な方は、たいてい捨てることに抵抗感を持っているでしょう。
そこでおすすめなのは、物を捨てることにメリットがあるという発想に切り替えること。
さらには物を溜め込んでいると損をすることを頭の中で関連付けましょう。
本書では著者・勝間さんの断捨離経験から、次の2つの利点を挙げています。
・捨てると痩せる
・捨てると儲かる
どういうことか詳しくみていきましょう。
「捨てると痩せる」
痩せるためにはまず家やカバンの中を片付けるという話をよく聞きます。
勝間さんもこの「捨てる」作業から「痩せる」を体験した一人。
1か月の断捨離期間で食べる量を変えていないにもかかわらず、2kgほど痩せたそうです。
部屋が汚いときは何をするにも物をどける必要があり、
労力・体力など取り掛かるコストが大きすぎました。
しかし、片付けをし始めると家の中が少しずつすっきりし、
ちょこまかと動き回れるようになったのです。
さらに物を溜め込まないように家の中を動くことも苦にならず、
片付けが終わった後も家事で体を動かす機会が増えたとのことです。
「捨てると儲かる」
片付けしていたところ、思わぬところから現金や金券が見つけた勝間さん。
また物が発掘され買い直す必要がなくなった。
いらないものがなくなったことで大切な物が増えた。
すると買い物をする必要が明らかに減ったとのことです。
「捨てる」ことで無駄な浪費をせず家計に優しい効果が生まれるということですね。
このように、捨てるといいことがある、幸せになれると思うようになれば、
捨てることにも抵抗が薄くなり断捨離もしやすくなります。
「家事を溜め込まず、すぐ片付ける」
最後に「家事を溜め込まず、すぐ片付ける」について解説していきます。
物を溜め込まない暮らしは家事にも関係します。
つまり、物を溜め込まない基本は家事を溜め込まないルール作りといえるのです。
本書では家事を溜め込まないことを「逐次処理」と呼んでいます。
これはつまりリアルタイムで処理を徹底する方法ということです。
たとえばお皿洗いをせずに溜めてしまうとします。
ではなぜ溜めてしまうのでしょう。
理由はカンタンなことで、お皿を洗わなくても代わりのお皿がまだたくさんあると頭で勝手に理解しているからです。
逆をいえば、お皿が最低限の枚数しかなければ、
お皿を洗わないと食事が用意できない状況になるということです。
物がなくなると、リアルタイムで家事を処理せざるを得なくなる。
つまり、多めに物を持つ必要がなくなり、物を溜め込まなくなる良い循環になるのです。
本書では”家事をこまめにこなすには、身軽に行動する習慣が大切”と提唱しています。
しかし、実際は家事をこまめに身軽に、なんていうのは、
忙しない暮らしの中で実践がかなわないことも。
そこで本書のおすすめは「家電」のパワーに頼ってみること。
特に次にあげるようなAI機能付きの電化製品を取り入れることをお勧めしています。
・掃除は床掃除ロボットに任せてみる
・洗濯は洗い〜乾燥までドラム式洗濯乾燥機で
・調理はボタンを押すだけで一品できるスチームオーブンレンジを導入
・皿洗いは食洗機へ
このように、電化製品を使いこなすことで家事の負担を削減することも
視野に入れてみてください。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「モノのINとOUTのバランスを意識すると物は増えない」ということ、
そして
「捨てることで自分にとってプラスになることがある」
ということでした。
モノの新陳代謝を意識することでストックを溜め込むなど買い物の悪循環現象を抑えることはできます。
またこちらのお片付け研究室でも何度か取り上げていますが、
身体の調子とモノの溜め込み方はリンクしているということもあります。
捨てることを習慣化していくと今回の勝間さんのようにダイエットになったり、
また身体の調子がよくなったり、嬉しいメリットは沢山あります。
ぜひ勝間さんの提唱する方法、チャレンジしてみてください。