「狭い部屋で暮らしにくかったら試したい収納術」
今回は「狭い部屋で暮らしにくかったら試したい収納術」というテーマについて、高野ひかるさん著「狭い部屋を楽しむ片づけのルール」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、小さな部屋でも快適に過ごせる方法について学ぶことができます。
突然ですが、部屋が狭くてモノに囲まれて、暮らしにくい!
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
小さくても暮らしやすい部屋を整えることができるでしょう。
「使う場所と収納を近くすること」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「使う場所と収納を近くすること」です。
狭い部屋であっても広い部屋であっても
ここで意識したいのが、家の中での”動線”です。
使う場所と収納場所の距離が近く、モノの動線が短い収納なら取り出すのも戻すのも簡単です。
反対に、モノを持って移動する距離が長くなると、
元の位置に戻すのが大変で、適当なところに置きっ放しになってしまいます。
これは、部屋が散らかってしまう大きな原因になります。動線を考慮して、使う場所に近い収納を作りましょう。
ここでは狭い部屋でも快適に過ごせる収納のコツについて
ポイントを3つに絞ってみました!
・生活空間と収納空間を分割する
・ヘビロテする道具は、見せる収納に
・モノは置き場所に戻す習慣を
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「生活空間と収納空間を分割する」
まずはじめに「生活空間と収納空間を分割する」について解説していきます。
おうち時間の多くを過ごすリビングは、モノが集まりやすい場所でもあります。
それは狭いリビングでも同じこと。
だからこそ、生活の動線を邪魔しないお部屋を作りましょう。
本書では生活動線を邪魔しない部屋作りのコツは、
生活空間と収納空間を分割した配置を決めることと提唱しています。
例えば、収納は部屋の隅っこにまとめてしまうこと。
日頃から頻繁に使わないモノたちは、1箇所の収納棚に整理整頓して仕舞っておきましょう。
季節やイベントごとで必要になった時に取り出せば良いので、
わざわざ部屋の中心に収納棚を置く必要はありませんね。
反対に、テレビや照明等のリモコン、スマホ・タブレットの充電器、ペンやメモ帳などは、
日々の生活でふと取り出す機会も多いことでしょう。
このように頻繁に使う道具は、生活空間の中に定位置を決めることをオススメします。
例えば
「リモコンは、テレビの隣。ペンとメモ帳は、リビングテーブルの側」と、使う場所の近くに定位置を定めておけば、
「いざ使いたい時に、どこにあるかわからない!」
「気づけば全部の道具がテーブルの上に集まったまま……」というような状態も避けられることでしょう。
「ヘビロテする道具は、見せる収納に」
続いて「ヘビロテする道具は、見せる収納に」について解説していきます。
ヘビロテするアイテムとは、
例えば家電、照明のリモコンや文房具など。キッチンでは、おたまや木べら、菜箸など。
つまりは先ほど「生活空間に定位置を決めましょう」とオススメしたようなアイテムが該当します。
頻繁に使うモノは、目に見える場所に片付いていた方が、すぐに見つけて便利なものです。
しかしながら、狭い空間の中に雑多に置いてしまうと、
益々見た目がスッキリしないお部屋になってしまいますよね。
こんな時は、見せる収納を目指しましょう。
例としては次のように挙げられます。
・同じ高さで揃っている
・向きが揃っている
・箱に入っている
同じモノが置いてあるだけでも、その置き方に秩序があるのと無いのとでは、
見た目に与える印象が大きく変わるものです。
例えばキッチンのアイテムの収納には、フックが連なった商品が販売されています。
一連のフックに規則正しい向きでキッチンアイテムを吊り下げておけば、
モノが見えていても、整理整頓が行き届いている印象を与えます。
モノの置き場所と共に、置き方にもルールを設けて、狭い部屋でもできる見せる収納を楽しみましょう。
「モノは置き場所に戻す習慣を」
最後に「モノは置き場所に戻す習慣を」について解説していきます。
せっかく綺麗に片付けても、1週間も過ぎると元どおりにぐちゃぐちゃ……
毎度片付けの手間が掛かってしまっては、キリがありませんね。
片付けてもすぐ散らかるのは、整理ができていないからなのかもしれません。
・不要なモノを部屋に溜め込んだまま
・モノの定位置が決まっていない
このような課題はありませんか?
使わなくなったモノをいつまでも溜め込んだ住まいは、必要なものが収まる余白がありません。
まずは持っているモノを見極めて、当面使う予定の無いモノは思い切って手放しましょう。
そして、必要であるとみなしたものには、全て置き場所を決めていきます。
「使ったモノは必ず決めた場所に戻す」
この習慣が身につけば、部屋が散らかることがありません。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「狭い部屋でも生活空間と収納空間を使い分けると片付けが進む」ということ
そして「ヘビロテアイテムは定位置を決め、目に見える収納を楽しもう」ということでした。
今持っているモノをとりあえず置いておこうと考えていると、部屋はモノで溢れてしまいます。
しかしながら、著者は「何もかも捨てましょう」とは述べていません。
大切なのは、今の自分にとって、必要なモノを必要な分だけ所有することです。
持つものの種類と数の適正な量を見極められた時、
狭い部屋でも、無理に詰め込まず快適に過ごす暮らしが手に入ります。