【整理収納アドバイザー2級】片付けや整理の基本を学びたい!
この本は2007年に出版された、整理上手、そして整理収納アドバイザーを目指す方に向けた本です。
著者の澤一良さんは、
執筆当時、2003年に設立されたNPOハウスキーピング協会の整理収納アドバイザー企画実施責任者でした。
そのハウスキーピング協会が運営する、セミナー卒業生、今ではなんと10万人を超える規模にまで成長しております。
整理収納の基礎を築いた著者が、資格取得の公式テキストでもあり「一番分かりやすい整理入門」としてまとめたのが本書です。
では、どんなことがかかれているか。
整理ができないのは生まれつき?
皆さん、整理ができないのは生まれつき、遺伝、性格だと思ってません?
それは大きな間違いで、必ず上手くいかない原因があるんですが、著者の澤さんはそれを「見えないハードル」と表現しています。
目に見えるハードルは飛び越えられるけど、見えないハードルは飛び越えられませんよね?
だから、本書を読んで見えないハードルを見えるようにしようじゃないか、その方法を教えるよという内容です。
自分の整理のレベルを知れば、何をすればいいか明確になるので行動する意欲わくよ。
さらに、整理の本質を学ぶために人と物との関係についても解説するよ。
って感じのことがかかれてます。
本書の構成について
本書の構成について
1. 整理には3つのステージがある。その他、整理のメリットやできない原因について重要な部分だけ説明します。
2. 整理には4つの領域がある。ここがメインです。
3. 整理・収納の具体的なスキルについて。ここはさくっと説明します。
4. 最後、整理収納プランナーという仕事について。受講したメンバーがいるのでさくっとご説明。
以上
整理することで時間、精神、経済的効果が得られる
1-1. 整理することで時間、精神、経済的効果が得られることを認識すること。
例)
10人いる会社で1日1人10分探し物に時間を使うと、、、約87万のロス
計算式
10分×10人×260日(年間休日105日)=433時間 × 2000円(超単純に年収400万)=約87万円のロス
これが100人だと870万、1000人だと8700万、1万人だと8億7000万・・・
そして、探し物が見つからないイライラやストレスが重なりいいことありません。
分かっていても整理できない人がかかえる共通の問題点
1-2.分かっていても整理できない人がかかえる共通の問題点とは?
整理が苦手な人の思考と行動パターンからその問題点について2つにわけて紹介します。
1つ目の問題点は、ものがどんどん増えてしまう。
2つ目の問題点は、ものが捨てられない。
それでは、それぞれの問題点をさらに分解してみましょう。
1つ目の問題点、ものがどんどん増えてしまう人の考え方、行動には3つの特徴があります。
①人間の習性と所有したくなる欲
②流行に流される
③お買い得、無料、今ならに弱い
①所有欲について紹介すると、例えば・・・
住宅展示場、自動車ディーラーなどのイベントへ行くとお菓子などもらえたりしますが、
箱に入っている粗品もらったことないでしょうか。
実は、この箱に入っているというのがポイントで、人間というのは中身を見たくなる習性があるのです。
必要のないものでも、箱に入っているというだけでもらいたくなる。
ここが注意するべき点です。
2つ目の問題点、ものが捨てられない8つの原因。これ知ってるだけでも十分気をつけれます。
①ものに命が宿っていると感じてしまう。
→ 人形やぬいぐるみが良い例です。
②物を大切にすることを勘違いしている。
→ ものを捨てることは大切な整理の手段
→ ものを使わないことが、本当の意味でものを大切にしていないことだといえる。(重要)
リユース企業としてここはもうプッシュするべきポイント。
そもそも、ものは使うためにある。食べ物や人間も同じ。使わなければ腐る。
③まだ使えるものは捨てられない。
→ 電化製品が良い例
④割れたり、かけたり、欠品がないと捨てられない。
→ 食器が良い例
⑤人の感情が入っているものは捨てられない。
→ おみやげ、プレゼントなどが良い例
⑥大きさで捨てる、捨てないの判断をするから捨てられない。
→ ピアスを片方無くしたとしたら、もう片方を捨てれますか?
⑦捨て方を知らないだけ。
→ ゴミの分別から、粗大ゴミ、リサイクル家電など処分方法が複雑化しているのは間違いない。
⑧もっとも捨てにくいのは「高価な物」
→ 人の記憶に残りやすいのは、この「高かったもの」です。
購入時の記憶と大切に使っていたという記憶が残りやすいこの高かったものは処分に困ります。
売れるならまだいいが、売れないならばどう手放すか考える必要があります。
最近は売るための手段が格段に便利になってきてるので、フリマアプリや我々のようなリユース企業に買取を相談してみるのも手です。
もし、お片づけに困ったら、アシストまでいつでもご相談ください。問い合わせ先は概要欄に掲載しておきます。
整理には3つのステージ
1-3.整理には3つのステージがある
そもそも整理とはなんでしょう?
整理とは区別すること。不要な物を取り除くことが整理であると定義しています。
そして、その整理には3つのステージがあり、それぞれのステージごとの状態をこのように区別しています。
※本書を引用
ステージ1 必要なものと不要なものが混在した状態
ステージ2 不要な物がなくなっている状態
ステージ3 使用目的や頻度、使用時期別にものが区別されている状態
整理にはセンスは必要なく、訓練すれば誰でも身につけられる「区別する技術」である
ここ十分に理解してください。
整理の領域図について
2-1.整理の領域図について
この図は「モノと人との関係の基本領域図」です。※本書引用
※各領域の説明と例
・アクティブ(ミニマリスト)
→ 人とモノとの関係が最も活性化している領域
・スタンバイ(お片付け上手)
→ モノがすぐに活かされるように待機している領域
・プロパティ(モノを減らすべき状況)
→ すぐにモノが活かされる状態にない所有しているだけの領域
・スクラップ(ゴミ屋敷・・・)
→ モノが活かされる状態になく、廃棄されるのを待つのみの領域
アクティブとスタンバイを目標にしましょう。どちらかといえば、アクティブよりもモノが多いのでマネジメントスキルが必要なのはスタンバイの方。
少しでも保管ルールが曖昧になってくるとものが溢れてプロパティ領域が広がってくるので注意!!
整理・収納の具体的スキル
3.整理・収納の具体的スキルについて(ここは簡単にさくっと)
これまで①整理のステージについて②整理の領域図について説明してきましたが、ここでは③具体的な整理、収納スキルについて書いてある。
このスキルをひとつでも多く実践することで、整理環境が飛躍的に向上する。
※整理、収納スキル5つの鉄則として紹介(本書引用)
3-1.適正量を知れば物は増えない
3-2.動作、動線と物を置く高さが大事
3-3.使用頻度別に収納する
3-4.グループ分けをして無駄な動きをなくす
3-5.置く場所を決めて「探し物」をしない
具体的にどのようなことがかかれているかは、本書を読めばわかるが、スキルは実践あるのみ。動画の最後に、研究結果となるお方付けの第一歩を紹介します!
整理収納アドバイザーという仕事
4.最後は整理収納アドバイザーという仕事について書かれている。
お片付け研究室のメンバーに整理収納アドバイザー2級を受講した者がいて、1日受講するだけで簡単に取得できた(感想)
実際現場で活躍されているプロから整理収納に関する基本が学べたのはよかったが、で、なにか変わったかというと何もかわらりません。
知識は得たが、プロとして営業ができるわけではありません。
なぜなら、2級を取得しただけでは整理収納アドバイザーを名乗り活動することはできないからです。
整理収納の基礎知識を学びたいだけなら本書を読めば十分です。
それだけのことが書かれています。
ちなみに、2級を受講すると公式テキストなので本書をもらえますよ。
もし、本格的に整理収納アドバイザーのプロとして仕事したいなら、
1級を取得する必要があります。2級は通過点です。
どうせなら、この1級取得を目指すくらいじゃないと資格の意味はないですね。
◆最初の第一歩
適正量を知ればものは増えない、という鉄則に従い食器を整理してみると、、、
①区別する基準は「1年に1度使うか使わないか」にする。もしかしたら使うかもははずして考えること。
そして残った量の食器を「適正量」としする。たとえば、何枚、何セットという単位で自分のライフスタイルに必要な食器を意識することが大事。
見た目もスッキリするけど、大体50%の食器が減る。
でも、、、食器棚にあった食器を半分も減らすということは、それだけの量の食器を手放さなければいけません。
みなさん、食器捨てれますか?
捨てれませんよね。
だって、割れてもないし、かけてもない食器をゴミにはできないはずです。
そこで、ご紹介するのが
まずダンボールを1箱用意してください。
次に、余った食器を割れないようにダンボールに詰めて下さい。
そして、一杯になったダンボールを下記住所まで宅急便で送って下さい。
送料は元払いです。
神奈川県相模原市中央区上溝5432-1
アシスト相模原リユースセンター
これまで、たくさんの中古食器をリユースしてきました。
フィリピン、タイ、アフリカタンザニア。。
お片付け研究室を運営するアシストでは、毎年アフリカのタンザニアへ社員が2名寄付しに行ってます。
わからないことや質問などは概要らんよりお問い合わせください。