片付け

「いつでもおしゃれを実現できる」幸せなクローゼットの育て方

「自分のスタイルを服で表現するならクローゼットの整理から」

今回の研究資料
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突然ですが、おしゃれになれると思って服を買っては溜め込んだり、はたまた捨てたりを繰り返している。
ファッションにお金をつぎ込んで全然金銭の余裕がなくなってしまった

もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?

今回ご紹介することを実践していただくと、
安易に服を買わず増やさないことで、決まったスタイルを貫くことができるという学びが得られることでしょう。

「全ての手持ちの服を組み分けしてクローゼットに丁度いい量を収めよう」

それでは具体的な方法を解説していきます。

一言でいうと「全ての手持ちの服を組み分けしてクローゼットに丁度いい量を収めよう」です。

著者のミランダかあちゃんこと輪湖もなみさんはアパレルで16年間勤務経験があり、
その後自身の会社を立ち上げ、執筆やYoutube活動をされている方です。

本書「幸せなクローゼットの育て方」ではそんなファッション業界の経験を積んだからこそ語れる
クローゼットの整理術が紹介されています。

片付けだけでなくファッションの面でも参考例が沢山載っており、
主に40代50代の女性に向けて自分らしさを表現するためのコーデ術やヒントが嬉しい1冊です。

ここではそんな本書から
自分らしさを表現するためのクローゼット整理術についてポイントを3つに絞ってみました!

・服を沢山持ってるのに毎朝着る服がない理由
・実践価値あり!クローゼットマップ
・ベストなクローゼットの保ち方

ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。

「服を沢山持ってるのに毎朝着る服がない理由」

まずはじめに「服を沢山持ってるのに毎朝着る服がない理由」について解説していきます。
皆さんの洋服をしまってるタンスや押し入れ・クローゼットは服がどれだけの量が入っているでしょう。

もうこれ以上入らないぐらいパンパン、なんだったら洋服収納のラックを買い足そうかなとも考えたりしていませんか?
それでも着る服どうしよう、と実は毎朝悩んでしまうことってありますよね。

おしゃれだと思って買ったのに、コーディネートの組み合わせがどうもうまくいかなかったり、ずっと一人の試着会が続くことありますよね。

著者は「服を買えばおしゃれになる」ということは大間違いで、
いくら買ってもキリがなくクローゼットが溢れるだけだと主張しています。

例えばファッションのプロは服が欲しかったら何でも買い集めるのかと言ったら決してそうではなく、
自分の体型、持ち味に合う、自分にとってふさわしい服だけを買います。

なので本当のファッションのプロは毎年新しい服を買うということをしないのです。

オシャレの達人のクローゼットというのは、まるでアパレルショップの陳列のように美しく整っています。

つまり見やすくわかりやすく美しいということを日頃から意識している、ということ。

日々迷うことなく、自分が今どのような服をどれだけの量持っているのか、
クローゼットをパッと見ただけで一目瞭然の状態が保たれているのです。

更に簡単に服を取り出しコーディネートすることができます。

適正量の服をクローゼット内に適正に配置することによって
何を毎朝着ていけばいいのか迷うことがなくなりますので、簡単に着回しできるようになるのですね。

「実践価値あり!クローゼットマップ」

続いて「実践価値あり!クローゼットマップ」について解説していきます。

先ほどは手持ちの服がクローゼット内に適正量、適正な配置にあることが日々のくらしの中で着る服の迷いをなくすことだと学びました。

ということはクローゼットや服の収納を自分で管理することがもちろん必要になるわけです。

著者は自分に合ったクローゼットの整理のルールを次のように紹介しています。

「クローゼットマップの法則」

クローゼットマップとは著者の考案した自分が現在持ってる服のオリジナルの組み分け手法です。

クローゼットマップを取り入れることで、TPOに応じた服の役割が瞬時に判断できて、ちょうどいい量に収まり日々のコーディネートが楽になるメリットがあります。

方法としては、
組み分け→整列させる→育てる という段階を経るのですが、
ここでは最初の「組み分け」の段階を主にご紹介します。

まず持っている服を全て出し、大きく2ジャンルに「ベイシック」「バリエーション」に、そこから計6つの組に分けることから始まります。

ここにご紹介するのはほんの一部の内容になります。詳しくは本書をチェックしてみてください。

「ベイシックエリア」・・・・日常でよく使うレギュラー服。この中で着回しをしてもオシャレにまとまります。

1…一軍選手組
→主にボトムス・トップス・ジャケットなど、はおりものが該当します。

ここから一軍選手を決めるには、まずよく着ている服の内、黒、紺、ベージュなどベースカラーを決めます。
例えばボトムスであればよく履いているパンツ・スカートなどボトムスの型を決めて一番履いている型を一軍に残します。

2…二軍選手組
→一軍選手からは外れるけど2番目によく使うボトムス・トップス・はおりものが該当します。

色も1軍の次によく使うベースカラーのものを選んでいきます。またボトムスでいうなら2番目に多いボトムスの型が2軍にいきます。

3…カジュアル組
→主にTシャツやトレーナー、ボトムスだとデニムやカーゴパンツなどが該当します。

1・2組は仕事着などきちっとした印象のものに対して、こちらはもう少しラフに着れるもの。
著者は1・2組だけのコーデにこちらのカジュアル組を入れるとファッションの抜け感が生まれよりコーデを楽しめるとオススメしています。

「バリエーションエリア」・・・・休みの日やお出かけの時に主に着る服

4…お楽しみ組
→ときにはファッションにときめきは必要だと主張する著者おすすめの組です。派手な色、柄パン、遊び心満載な服など着回しのことなどは気にせず「自分がときめく服」を選びましょう。

5…ドレス組
→パーティー服、ワンピース、式服スーツなど。冠婚葬祭に着るようなそのセットだけでコーディネートが完成するものが該当します。

6…コート組
→3シーズン着られてベイシックエリアと合わせやすいものが著者のおすすめです。

以上がクローゼットマップを作っていくのに必要な基本の6つの組み分けとなります。

6つの組をバランスよく掛け合わせたおすすめコーディネートについては
本書にて紹介されていますので、詳しくはそちらをごらんください。

「ベストなクローゼットの保ち方」

最後に「ベストなクローゼットの保ち方」について解説していきます。

先ほどのクローゼットマップを作るには
組み分け→整列させる→育てる という段階分けがありました。

こちらでは最後の「育てる」という項目について注目ポイントをピックアップしてみました。 
一体何を育てるのかというと、本書では自分らしさを育てるためのステップであると謳っています。

ファッションの上で自分らしさを育てるというのは、例えばモデルさんが着ていたから、
雑誌で紹介されてたからと言ってそれが自分に似合うかどうかは別問題だと理解すること。

となると、クローゼットをうまく活用していくことで自分のキャラクターや
体型に合わせたちょうどいい服を見極めていく力が必要となります。

そのためにはクローゼットの中を定期的にチェックしていくことが大事なのです。
本書ではクローゼットのチェックを行う上で次のようなことを挙げています。

・耐用年数
例えばそれぞれの服の耐用年数を理解するということ。

大体3年ほど着れたらいいかなというのが一つのポイントになってきますが、
本書ではトップス・ボトムス・アウター・靴やアクセサリー関係など、服の型ごとにもっと細かい耐用年数についての説明がされています。
詳しくは本書をご覧ください。

・服の値段を把握し、予算を決められる
それぞれの服の型によって耐用年数が決まってくるということはそのサイクルも決まってきます。

予算を決めるまでに、例えば著者は10万円のトレンチコートについて例を挙げています。

これはつまり10万と聞いて高いものと判断するのか、その値段を打倒だとみるのか、ということ。

何をもって打倒なのかというのは、その服の値段相応の質と1日あたりの使用料として値段を置き換えてみて比較することがポイントになります。

セールで安くなっていたから買った服、それって耐用年数は一体何年になるのでしょう。

また流行りのスタイルだけで固められて、数年たったらもう時代遅れだから使わない。
となるとその服は長期間着ないことになり、一日当たりの単価もむしろ割高になるのです。

以上のように耐用年数から予算がわかり、次にクローゼットに入ってくる服が決まるなら、出ていく服、つまり手放す服もおのずと決まります。

こうしてサイクルが確立したクローゼットというのは自分らしさをより輝かせてくれる要素になるのです。
ぜひ参考にしてみてください。

【まとめ】

では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!

まず「流行や憧れだけで買う服は自分らしさを引き立てる服なのか?を見直そう」ということ
次に「自分の所有している服のそれぞれの役割を理解しクローゼットマップを実行してみよう」ということ
そして「定期的にクローゼットの服のチェックをすることでサイクルを作っていこう」ということでした。

いくつになってもおしゃれを楽しみたい。
だけど年を重ねた分だけクローゼットの中はただただ服が増えていく一方。

おしゃれを語る以前に服が溢れかえったクローゼットをどうにかしないと、
と思ったらぜひ今回ご紹介したクローゼットマップを実践してみてください。

本書「幸せなクローゼットの育て方」は40代・50代の女性向けに作られていますが、
著者の洗練されたファッションセンスはその他の世代も見習うべきものだと思います。

こちらのミランダかあちゃんこと輪湖もなみさんのYoutube、「ミランダかあちゃんねる」も
とてもためになるファッション講座が配信されてて勉強になりますよ!

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