鬼速片づけは、日本一速く片づけられる方法
「これまでに何度も片づけを試みては挫折してきた」
「せっかく片づけてもすぐに散らかってしまう」
「片づけ本だって買って試したけどうまくいかなかった」
などなど、片づけに苦手意識を持っている方も少なくないのではないでしょうか。
片づけとは、もったいないとの戦いです。
ですがなかなかこの戦いに勝利することは難しく、モノを捨てられずにまたいつかと見なかったことにする。
そうやってさらにモノが増え、手に負えなくなってしまう。
そんな、これまでに何度も挫折してきた方にもオススメ出来る片づけ本がありました。
それが本書「なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ」なんです。
著者の吉川 永里子さんは、生き方スタイリストであり、整理収納アドバイザー1級認定講師でもあります。
自身が片づけられない女だったという過去の経験を活かし、働く女性、主婦目線で整理収納やライフスタイルを提案しています。
個人宅でのアドバイスから、講演、セミナーなど、これまでに10000人以上に片づけをレクチャーしたり、
「有吉ジャポン」や「ソロモン流」などのテレビ番組にも出演されるなど、幅広い活動をされている方です。
そんな著者の書く「鬼速片づけ」とはどんな片づけなのか、さっそく学んでいきましょう。
冒頭、著者は「鬼速片づけは、日本一速く片づけられる方法です」と断言しています。
ここまではっきり書かれると、いったいどんな片づけ方法なのか、非常に気になりますよね。
それはこのあとご紹介するとして。
なぜ、我々は片づけられない
そもそもなぜ、我々は片づけられないのでしょう。
その理由がわかりますか?
著者はこの理由について、2つあるとしています。
まず1つ目の理由、それは「迷う」から。
そして2つ目の理由、それは「モノが埋もれているから」
迷いを捨てること
まず「迷う」とはどういうことか。
著者曰く、片づけ最大のポイントは「迷いを捨てること」
たとえばモノを捨てるとき、もし迷いがなければ数秒で終わります。
しかしそうもいかないのは、「もしかしたらいつか使うかも」とか「高かったからもったいない」といった「迷い」が邪魔をするから。
つまり「迷いを捨てる方法を知れば、片づけは「鬼速」で終了」するのです。
ですがそんなに簡単には割り切れないのが人間です。
鬼速片づけとは、そんな人間の複雑な心理に根ざした片づけメソッドなのです。
無理なく迷いを捨てることができるので、誰でも続けることが出来るのです。
「モノが埋もれているから」
さて2つ目の「モノが埋もれているから」とはどういうことか。
たとえばみなさん、押入れに何が保管されているか把握していますか?
大切だからと取っておいたのに、月日と共にモノが増え、いつしかその存在すら忘れてしまう。
この繰り返しでさらにモノが増え、モノが埋もれた状態になると、片づける気力すらなくなってしまいますよね。
よって片づけをするためには、「モノを埋もらせない」ことが大事なんです。
そこで著者は「迷いの捨て方」も含めてメソッドにしてしまおうと考えました。
そうして生み出されたのが、「鬼速片づけ」なのです。
「鬼速片づけ」のポイントは2つ
ここからは、そんな「鬼速片づけ」のポイントは2つ。
それが「ぜんぶ出し」と「保留ボックス」です。
この2つをすると何が起きるのか、「捨てたくなる」のです。
この「ぜんぶ出し」をすると、すべてが白日の下にさらされ、もはや後戻りは出来ません。
すると「やるっきゃない!」という気持ちになり、片づけのモチベーションが上がります。
ぜんぶ出したら、今度は使うか使わないかのジャッジを行います。
その際、ジャッジしきれなかったモノを入れるのが「保留ボックス」です。
ここのジャッジはなるべく早く、だいたい5秒ほどにして、5秒経っても捨てられないモノを即座に箱へ入れます。
すると、片づけ中に止まることがなくなり、考え込まなくなるので、片づけが終わるまでの時間が驚くほど短くなるのです。
そしてそんな「保留ボックス」は片づけ後、リビングなどの目立つ場所に置きましょう。
嫌でも目に入る場所へ。
しばらくするとだんだんこの箱が邪魔になり、その中身のことを意識し始めます。
するとそれが本当に必要かどうか、わかるようになるのです。
早い人なら翌日には保留だったモノをすべて捨てられる、なんてことも。
ですが急ぐ必要はありません。もしここで、やっぱり必要だと思ったら、もとの場所に戻せばいいのです。
「片づけ時間を最速で終わらせ、迷ったモノの判断はじっくり時間をかける」
これが鬼速片づけの真髄なんです。
「片づけが成功すると人生がうまく回り始める!」
さて、ここからは片づけが成功したあとのことです。
著者は、「片づけが成功すると人生がうまく回り始める!」と断言しています。
それはなぜか。
部屋がキレイになると心に迷いがなくなり、本当の自分に気づく。
すると人間関係に恵まれ、毎日が楽しくなる。
これが著者の答えです。
他にも
・ストレスが減る
・心に余裕が生まれる
・愛が深まる
・自分の時間が増える
・決断力が身につく
・ぶれない自分になる
・お金が貯まる
・後悔がなくなる
など、生活が豊かになることばかりです。
これらは片づけをすることにより頭の中もスッキリして、思考の整理整頓が出来るようになるため。
すると毎日が楽しくなり、人にも優しくなると同時に、人からも応援してもらえるようになるのです。
あなたも理想の人生を手に出来るように、「鬼速片づけ」を実践してみましょう。
というわけで、「なかなか捨てられない人のための 鬼速片づけ」のご紹介はこの辺までにさせていただきますが
実は本書では、ここまでが巻頭特集として書かれており、本編はここからとなっています。
これまでの内容をさらに詳しく、そしてチェック項目などを取り入れたコラムや、写真も掲載してくれています。
この動画で「鬼速片づけ」のことがもっと知りたくなった方は、ぜひ本書に目を通していただければと思います。
研究結果
さてここからは、研究結果についての発表です。
今回のお片付けの第一歩、それは、、、
部屋のどこか1ヶ所でいいので、ぜんぶ出しをすること。
例えば食器棚の引き出しひとつで構いません。
片づけたい場所の中、まずはぜんぶ出してみましょう。
本書でも紹介されていますが、これをすることで自分がどんなモノを溜め込んできたかが白日の下にさらされます。
そしてもはや戻れなくなる。
すべて出したら必要か必要じゃないかの仕分けをして、わからないモノは保留ボックスや保留袋を作って入れてしまいましょう。
まずはこれだけでオーケーです。
これを1日1ヶ所、無理をしない範囲で続けていきます。
きっと最初は必要かどうか迷うモノが大量に出てくると思いますが、まずは保留したモノのことは忘れ、
ぜんぶ出しを継続していきましょう。