ほどほど快適生活百科

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「力を抜いて過ごす老後の暮らし方」

今回は「力を抜いて過ごす老後の暮らし方」というテーマについて、
群(むれ)ようこさん著「ほどほど快適生活百科」をもとに考察していきます。

この動画を見ることによって、暮らしのほどほどな力の入れ方について
学ぶことができます。それではさっそくまいりましょう!

今回の研究資料
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突然ですが、家族や他人に振り回されて自分の思うように生活できない。
若いときのようにガムシャラに生きることに疲れを感じるようになってきた。

もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?

今回ご紹介することを実践していただくと、
年齢を重ねても無理なくゆとりを持って暮らしていくことができるでしょう。

「物事の対処方法を決めておく」

それでは具体的な方法を解説していきます。
 
一言でいうと「物事の対処方法を決めておく」です。
著者の群ようこさんは小説・コラム・エッセイなどを執筆されている作家さんです。

本書が発売された2018年、群さんは当時64歳。
就活、婚活には縁がなく、一人暮らししながら猫との共同生活を楽しんでいます。

群さんは、年齢を重ねるにつれて自分が楽な生き方がだんだんと分かるようになった、と語っています。

群さんはこれまで、生活のいかなる事柄についてもその場その場であたふたと対応してきたとのこと。

しかし、行き当たりばったりの対処ではいい結果が出ず、
感情が先行して冷静な対応ができなかったといいます。

そこで群さんは生活の中で起こる事柄について、
徐々に対処の方法をある程度決めておくことを意識するようになったとのこと。
すると、選択に時間と知恵を割く量が大幅に減り、心身ともに余裕が生まれたのだそうです。

ここでは生活のあらゆる物事の対処方法を決めるコツについて
ポイントを3つに絞ってみました!

・おおまかに予測しておく
・習慣・システム化させる
・何事もほどほどで

ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。

「おおまかに予測しておく」

まずはじめに「おおまかに予測しておく」について解説していきます。

群さんが日常生活で起こる、
特に対人関係トラブルへの対処方法として「予測化」することをおすすめしています。

これまでの人生経験から、起こるであろう悩みを想像して、
それに対応できるよう事前に解決方法やどう行動するかを考えておくのです。

もちろんきっちりとシナリオを立てるのではなく、
おおまかに考え方や方向性を自分の中で持っておくということです。

すると、もし急に困り事があっても落ち着いて対応することができる、それが群さんのおすすめの方法です。

例えば、群さんが人間関係の悩みについて、実際に取った行動をピックアップしてみます。

「困ったことをしてくる人への対処法」

・距離を取る

 →周りの話を聞き、同じように不快な思いをしてる人が多くいると分かれば、関係を見直し距離を取ります。

・不快だと伝える

 →特に親しい友達の場合、「そういう言動は自分にとって不快だ」とその場で伝えます。

  もしその状況で言えない場合は後日改めて「あのときの言動は不愉快だった」と伝えます。
  不満を吐き出して壊れるようであれば、それまでの関係だったと割り切りましょう。

もちろんすべてが「不満があれば何でも言えばいい」というわけではありません。
ですが、自分が不快に思っているという意志を相手に提示することが重要だと群さんは語っています。

このように生活のなかで起こる対人関係トラブルは、対処方法を予測しておくことで、
その場であわてずに対応することができるでしょう。

「習慣・システム化させる」

続いて「習慣・システム化させる」について解説していきます。

本書では、群さん流の衣食住に関するポイントが多数紹介されています。
その中で共通する考え方は「習慣化」「システム化」です。

暮らしの中で繰り返される事柄や、
自身の持ち物についていちいち迷いたくないですよね。

群さんはそのためにも予めルールを設けています。
ここでは特に衣服・食事の面について、群さんが心がけていることをピックアップしていきます。

1. 衣服

衣服について群さんのポイントは「外出先によってコーディネートを決めておく」ということ。

例えばホテルのレストランのようなAランクの外出にはワンピース。
カジュアルなシーンには膝丈スカートやワイドパンツなどが挙げられます。

いずれも季節により丈と素材を変えていますが、大枠は変わりません。
また、アクセサリーやスカーフで変化をつけることで、マンネリも感じさせないと群さんは語っています。

2. 食事

食事について群さんは次のようなルールを設けています。

 ・自炊
  →会食の予定がない限り、一日三食、自炊をするそうです。

 ・保存食は作らない
  →保存食を作るとメニューに飽きが来るので作らないようにしているとのことです。

 ・疲れたら料理しない
  →疲れたときはちょっと贅沢な缶詰を開けて無理に料理はしないそうです。

 ・買い物はこまめに行く
  →重いものが持てなくなったので買い物はまとめ買いせずこまめに行くとのこと。

以上、群さんが日常で行っている衣服・食事の習慣のポイントを取り上げました。

このように日常でよく行うことを習慣・システム化すると余計なことを考えずに済みます。
すべて真似しなくても、いいなぁと思うことがあったら少しずつ試してみましょう。

「何事もほどほどで」

最後に「何事もほどほどで」について解説していきます。

人間どんなに若く見えても年齢と老いには勝てません。
しかし、老いと上手に共存していくコツがあります。

それは「すべての事をほどほどにしておく」ということです。
ここでは大きく健康面と仕事面について本書の内容からピックアップしてみました。

<健康面>

一番に気を付けるべきは健康です。
群さんは健康について次のようなことを日課としています。

・週一回の薬局での体調チェック
・なるべく歩いて移動すること
・甘いものを食べないこと

<仕事面>

群さんは日々の体調と仕事のバランスを保つため次のようなルールを設けました。

 ・パソコンは1日2時間まで

  →群さんは書きものの仕事でも、年齢と共に集中できる時間が短くなってきてから
   1日トータル2時間までしかパソコンに向かわないと決めているとのこと。

 ・仕事のスケジュールで無理をしない

  →群さんはスケジューリングが締め切りギリギリの仕事は受けないそうです。

 ・集中できないなら無理をしない

  →余裕を持って、家事など仕事に関係のない作業を気分転換に挟みながら仕事に取組み、
   どうしても集中できないときはきっぱりやめるそうです。

このように、自分の集中できる時間を把握することで、無駄に頑張りすぎず、仕事に一日を囚われなくなります。

以上、群さんが日常で心掛けている健康面と仕事面のルールを取り上げました。
まずは、自分の現在の力量を知り、どこまでが自分にとってほどほどのラインなのか見極めることが大事と言えます。

【まとめ】

では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!

まず「日常生活の様々な事柄について予測・習慣・システム化させる」ということ
そして「自分にとって「ほどほど」なラインを決める」ということでした。

若い頃は勢いで挑戦できたこと。

しかし年齢を重ねていくと断念せざるを得ない事情が生まれたり、
努力が実を結ばないこともあります。

そうならないためにも、中高年世代は老いを受け入れ、
何事も「ほどほど」にしておいた方がいいと、群さんは語っています。

本書では群さん流の無理のない暮らしを心がけるポイントが多数紹介されています。
ぜひ参考にしてみてください。

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