「家と体の脂肪を手放す」
今回は「家と体の脂肪を手放す」というテーマについて、
梶ヶ谷陽子さん著「やせる収納」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、片づけやダイエットに楽しく取り組む方法について学ぶことができます。
突然ですが、家の片づけもダイエットも苦手で、だらしの無い生活にメリハリをつけられない
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
家と体をスッキリ整える習慣を作ることができるでしょう。
それでは具体的な方法を解説していきます。
「自分のための目標を掲げること」
一言でいうと「自分のための目標を掲げること」です。
万年ダイエッターとして悩んできたという、著者の梶ヶ谷さん。
出産を機に増えた体重は産後も戻らず、試行錯誤していた末にたどり着いたのが、
名付けて「収納整理ダイエット」という方法。
片づけをきっかけに、マックスの時から最大20kgのダイエットに成功したのだそうです。
そんな梶ヶ谷さんは「片付けとダイエットは似ている」と語ります。その理由は、
目的が明確でないと維持できないという共通点があげられるからだといいます。
そして、その目的が誰かのためではなく、自分のためであればあるほど、その効果は現れやすいのだとか。
毎日のように家族から「散らかっているよ!片づけて!」と促されて取り組む片付けと、
自分自身が自発的に「この部屋を片付けて大好きな友達を呼んでお茶しよう」と始める片づけでは、
本人のモチベーションが全く違いますよね。
片づけもダイエットも、楽しみながら継続することが成功の近道である、と
著者の梶ヶ谷さんは自分自身の成功体験を振り返ります。
まずは自分のための明確な目的を掲げて、片付けとダイエットに取り掛かりましょう。
ここでは片づけとダイエットを成功させるコツについて
ポイントを3つに絞ってみました!
・目標ピラミッドを作ろう
・家と体が太る原因を分析しよう
・いま必要なものだけで整える
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「目標ピラミッドを作ろう」
まずはじめに「目標ピラミッドを作ろう」について解説していきます。
冒頭でもご紹介した通り「自分のための明確な目標がある方が長続きする」
という片付けとダイエット。
本書ではまずはじめに、夢を叶える目標ピラミッドを作ることをオススメされています。
書き方は簡単。
1. まずは白い紙に横並びでピラミッドを二つ書きます。
そして、それぞれのピラミッドのうち、
片方を「ダイエットの目標ピラミッド」もう片方を「片付けの目標ピラミッド」と定めます。
2. それぞれのピラミッドの上に「夢」を書き出します。
例えばダイエットであれば、子供達にかっこいいお母さんと言ってもらえる女性になる!
片づけであれば、いつか収納本を出版する!など、なんでも構いません。
3. 夢の下には、目標を記入します。
例えば、ダイエットなら、Tシャツとデニムだけでもおしゃれに着こなせる体型になる。など
片付けなら、楽に片付く家にする!家族みんなが笑顔で過ごせる家にする!など挙げられます。
これで、夢とその目標が言葉にできました。
このピラミッドを達成するためには、目標を達成するための手段を考えることになります。
例えば 夜ご飯は白米をおかわりしない。アイスは1日2本まで。おもちゃは子供と一緒に整理する、など挙げられます。
小さく達成できて、具体的な手段ほど長続きしやすいのだそうです。
ピラミッドで具体化することによって、理想とする片付けとダイエットのイメージを掴めるようになりますね
「家と体が太る原因を分析しよう」
続いて「家と体が太る原因を分析しよう」について解説していきます。
「なぜ片付けても片付けてもまた散らかるのか?」
「なぜ一度痩せてもまたリバウンドするのか?」
このなぜを追求しないことには、失敗を繰り返してしまうもの。
家も体も太る原因は生活のタイプによって様々です。
だからこそ「自分の場合はなぜ?」と原因を追求することで、防止策を講じましょう。
例えば家が片付かないのは、ものが多いせい。
なぜものが多いのかというと、捨てていいのか分からない”とりあえず置いている”貰い物が多すぎるから。
食生活で言えば、仕事が終わるのが遅すぎて、夜食してしまう。
ちょっとした距離でも自分に甘えてしまい車中心の生活を送っているので、運動不足かも・・・など、
原因を探し出したら、取り除くための手段を目標達成ピラミッドに記入していくのがおすすめです。
「いま必要なものだけで整える」
最後に「いま必要なものだけで整える」について解説していきます。
著者の梶ヶ谷さんは「家も体もリセットし、整えることで、いらないものを発見しやすくなった」
と述べています。
そんな梶ヶ谷さんは自宅で仕事をするときは必ず、家の中をリセットしてから仕事を始めるようにしているそうです。
その理由は、家の中が片付いていないと、意識が分散してしまって仕事に集中できないから。
キッチンに洗い物があればそこに目がいってしまい「あ〜洗わなきゃな・・・」
という気持ちを持ちながら仕事をすることになってしまって、
仕事の効率もぐんと下がってしまいます。
家の中を掃除してリセットさせた後であれば、余計なものに目がいかず、
気持ちもシャキッとした状態で作業にとりかかれるので、仕事効率もぐっと上がるのだそうです。
家を出る前、仕事を始める前に行う家事のルーティンを作ること。
例えば、
・朝ごはんのお皿を洗って、キッチン周りを拭き掃除してから仕事にとりかかる
・洗濯物を干してから仕事にとりかかる
・布団を干してから仕事にとりかかる
曜日ごとに掃除する場所を変えても構いません。
ダイエットで言えば「痩せたら着るから」ととってあるものは、すぐに処分することが当てはまるでしょう。
今の自分にとって必要なものが整った空間から一日を始めると、身だしなみもスッキリ整えたくなるはずです。
空間とともに整った気持ちで過ごす流れが生まれると、ダイエットのためにお菓子を控えたり、
自分を律するモードに切り替わっている変化に気づくのではないでしょうか。
もしも生活の基礎となる自宅の中がごちゃごちゃと散らかっているのであれば、
一日のはじめに整える習慣を取り入れてみてくださいね。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「片付け・ダイエットは目標達成ピラミッドを使ってコツコツ実践していこう」ということ
そして「環境をリセットする行動によって気持ちを切り替える」ということでした。
本書で紹介されていた片付けのための知識、ダイエットの方法は、特別珍しいものではありません。
しかし著者の梶ヶ谷さんの生活には、
家事を通じて小さな運動習慣が組み込まれているということが分かりました。
家事を溜め込まずに日々の中でコツコツと消化すること。
例えばお風呂を磨いたり、洗濯物をしまったり、拭き掃除をする中で、
何気なく体を動かすサイクルが出来上がっているのでした。
溜め込んでしまった家事は、とりかかるのも億劫ですが
目標達成ピラミッドに従って、コツコツ小さく続けるのが何よりも大事です。
特別なアイデアではありませんが、続けることで家と体の脂肪を手放す習慣を身につけてみてくださいね。