「節約上手のお金持ちから学び貯める秘訣
今回は「節約上手のお金持ちから学び貯める秘訣」というテーマについて、
藤川太さん著「1億円貯める人のお金の習慣」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、一般の人でもできるお金持ちが行う節約の仕方を学ぶことができます。
突然ですが、
貯金をしたいけれど、なかなかお金が貯まらない。
自分のお金の使い方を変えたいけれど、どう変えたらいいのかわからない…
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
お金の仕組みを知ることで、貯められる習慣を身につけることができるでしょう。
「時間をかけ、理想のために節約の努力を続ける」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと、「時間をかけ、理想のために節約の努力を続ける」です。
お金持ちは生まれながらにしてお金持ちだから、別の世界の住人だと感じることはありませんか?
確かにこの考えは正しいです。
世界の富は一定の割合で、生まれながらの資産家が所有している、という事実があります。
しかし、お金持ちの家に生まれなかったら、一生お金持ちになれないということはありません。
世の中には、一代でお金持ちになっていく成功者もたくさんいます。
その中で、地味で目立たないですが、
節約によって一億の資産を築く資産家も世の中には確かにいるのです。
このタイプは一発成功タイプのお金持ちとは違って、日頃慎ましい生活を送っているので目立ちません。
ですが、この節約タイプの資産家が行っているのは、節約によってお金を大事に扱う方法。
いわゆる普通に生活している人にとっては最も現実的な方法です。
失敗するリスクが低く、一番着実なお金持ちへの習慣であるといえるでしょう。
ここでは一般の人でもできるお金持ちの習慣について
ポイントを3つに絞ってみました!
・資産形成は長い道のりと心得る
・固定費削減に知恵を凝らす
・自分の人生の価値観軸を考える
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「資産形成は長い道のりと心得る」
まずはじめに「資産形成は長い道のりと心得る」について解説していきます。
本書の著者でありファイナンシャルプランナーである藤川さん。
その藤川さんの知見から本書には資産形成について具体的に数値化しシミュレーションしたデータが掲載されています。
ここから分かることは、資産形成は一瞬ではできないということです。
例えば、節約家の高収入家庭がアグレッシブな運用に成功したとしても、
1億円の資産を作るには15年もの年月がかかるのです。
節約と貯蓄でお金持ちになるには、時間が掛かるということをまず心得ておきましょう。
現状では、”一瞬で”お金持ちになりたいという人が後を絶たない、と藤川さんは述べています。
それは、1億円の宝くじの当て方を教えて欲しい
と言っていることに近いほど、無理な相談だといいます。
地道に、そして着実にお金持ちへの道を目指すのであれば、
まず長い年数をかけた道のりだと心得ることが大切です。
「固定費削減に知恵を凝らす」
続いて「固定費削減に知恵を凝らす」について解説していきます。
ここでは、節約家タイプのお金持ちの習慣から具体的な方法を学びましょう。
節約家タイプのお金持ちは意外なことに、投資にはあまり積極的ではないといいます。
仮に投資をしたとしても、少しでも損をすると撤退する人が多いようです。
とにかく損をすることを嫌うのが節約家の特徴でもあります。
これは、損をしたくない人は節約で資産を形成するのに向いているとも言えますね。
しかし、節約家タイプの人たちが全く投資をしないというわけではありません。
投資といっても、ほとんどリスクが無く、節約につながる効果の大きい投資は行います。
ここで重要となるのは、固定費を削減するという考え方です。
具体的に3つの例をご紹介しましょう。
◆住宅ローン
人生の出費のうち、大きな比重を占めるのが住宅ローンです。
節約家タイプの人たちは、住宅ローンの借り換えや、繰上げ返済を積極的に検討します。
そして、諸費用がかかっても金利が下がるのであれば、他銀行へ借り換えます。
また、長年の金利を考慮して繰上げ返済することにも積極的です。
これらの行動は、確実に利息が軽減されるので、大幅に固定費を下げることができるのです。
◆青天井の固定費
一番の問題は、上限がない固定費です。
「生命保険」「車」「家電」「教育費」などは、お金を掛けようと思えばいくらでも掛けられます。
一方でわたしたちは、たくさんの税金や保険料を国に払っています。
納税者が受けられる保障やサポートを正確に知り、自分の生活に適したサービスを選ぶようにしましょう。
そうすることで、固定費の無駄をはぶくことができます。
◆電気代
電気代を節約するために、家電のコンセントを抜くのは一昔前の考え方です。
現代は節電タイプの家電性能が格段に高まっているので、
「照明」「クーラー」「テレビ」などは、消費電力の少ないタイプへの買い替えも検討してみましょう。
固定費を下げることの節約効果は絶大です。
食費や娯楽費などの変動費を下げるよりも、はるかに効率がよいでしょう。
家計を見直すタイミングで、現状を把握し、効果的に固定費を削減する方法を検討してみてくださいね。
「自分の人生の価値観軸を考える」
最後に「自分の人生の価値観軸を考える」について解説していきます。
世の中の経済は「私も欲しい、羨ましい!」
という消費者の心で回っているといっても過言ではありません。
事業を回す資本家たちは人の心理に働きかけて、
商品を作ったり、より欲しいと思わせるための宣伝をして消費を促しています。
しかし、欲求をくすぐられて、
他人と同じように生活していてはお金持ちにはなれません。
他人は他人、自分は自分と割り切り、
自分は何にお金を使いたいのか。
自分自身の価値観軸を持っておくことが大切です。
藤川さんは、自分が理想とするライフプランをしっかりと描き、
それを実現するための努力をすることで、
むしろ他人との違いに誇りが持てるようになるものだと語っています。
買うべきもの、使うべきものにお金を費やすようにしましょう。
無理な誘いは断り、自分にとって必要がないと感じたものは、
買わないようにできるといいですね。
自分の基準や理想をしっかりと持つことで、
ダラダラした付き合いを続けることもなくなり、時間も有益に使えるようになります。
こうして自分の人生は自分オリジナルのものだと再確認することが、
お金と向き合う上でもとても大切なことなのです。
お金持ちになるには、お金の使い道の選択と集中力が求められます。
まずは、自分の人生や、家族と共に歩む生活の中で
大切にしたいことに優先順位をつけてみましょう。
価値観の軸に沿って、必要な場面にだけお金を使う暮らしをはじめてみてはいかがでしょうか。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「資産形成は長い道のりであり、固定費を見直すことが効果的である」ということ
そして「自分の理想を描き、価値観をしっかりと持つ」ということでした。
最後におまけでちょこっと小話。
著者・藤川さんが提唱する、私たちの心が作り出す貧乏神について触れておきます。
ここでいう貧乏神とは、次のような心を指します。
①見栄っ張りの心
②他人の目ばかり気にする心
③比較検討をしない心
④目先のことばかり考える心
⑤過去のことに引きずられる心
⑥楽な儲けに飛びつく心
⑦浪費を正当化するために聖域を作ってしまう心
⑧準備を先送りする心
恐ろしいことに、このような油断した心には、すぐに貧乏神が宿ってしまうのだといいます。
見栄だけで所有していたもの、サービスを見直すこと。
衝動買いしてしまう習慣は、いますぐに断ち切ること。
これらは、今日からでもすぐに改められる習慣です。
貧乏神を追い出して、気長な家計改善を続けてみましょう。
あなたもお金持ちに生まれ変わることができるはずですよ。