「贅沢していないのにお金が出ていく原因を食い止めよう」
今回は「贅沢していないのにお金が出ていく原因を食い止めよう」というテーマについて、池田暁子(きょうこ)さん著「貯められない女のためのこんどこそ!貯める技術」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、生活を整えて貯金の習慣を身に付けるコツについて学ぶことができます。
突然ですが、高級品を買っている訳でもないのに、なぜかお金が貯まらない……
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
余計な支出の流れを把握し暮らしを整えて、貯金できる生活習慣を身につけることができるでしょう。
「財布の中を整理して、お金の流れを把握すること」
それでは具体的な方法を解説していきます。
一言でいうと「財布の中を整理して、お金の流れを把握すること」です。
部屋の中がいつも散らかっている。財布はレシートでパンパン。
レシートを見返してもいつの買い物なのかわからないし、
今、財布にいくら入ってるかも知らない。
けれど、高級品を買ったり、贅沢しているつもりはないから……
出費していないはずなのに、なぜか貯金は一向に貯まらないという方は
ぜひこの動画を最後までご覧ください!
きっと余計な支出に気付くことができるでしょう。
ここではお金の流れを把握し支出を抑える方法について
ポイントを3つに絞ってみました!
・現在のお金の行き先を知る
・今月の予算を取り分ける
・やりくりのペースを守る
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「現在のお金の行き先を知る」
まずはじめに「現在のお金の行き先を知る」について解説していきます。
「気づけばお金が減っている、貯まらない」
著者はこのような自分の生活を見つめた時に、
「ちびちび買い」「はずみ買い」の買い物が多いことに気づきました。
ちびちび買いとは、
・コンビニに入った時になんとなくお菓子を買ってる
・空き時間にはいつもカフェで休憩
・お惣菜はついつい買いすぎちゃう……
はずみ買いとは、
・限定品、セール品に目がない
・可愛い雑貨を見つけたら買ってしまう
など、目についたものをつい買ってしまう習慣のことを言います。
このような買い物は、高級品でも、特別な贅沢をしているつもりもないので、
「大した出費はしていない」と思いがちです。
貯める習慣を作るためには、まず何にお金を使っているか知ることから始めましょう。
この時に欠かせないのは、部屋とお財布の片付けです。
整理整頓が行き届かない家では、何があるのか把握することが難しいものです。
「あれ?ホッチキスがないから買ってきたのに、棚の奥から出てきた!」
こんな小さな出来事も積み重なると大きな出費です。
貯めるためには、家を整頓して、現在のお金の流れを把握しましょう。
「今月の予算を取り分ける」
続いて「今月の予算を取り分ける」について解説していきます。
今のお金の流れを把握した後は、毎月の予算を正しく管理しましょう。
生活費の中には、家賃や光熱費など”毎月およそ使う予算が決まっているもの”と、
食費や日用品費、交際費など、”自分で予算を決めやすいもの”の2種類がありますね。
この時に大切となるのが、自分でコントロールできるものについて
「今使っていいお金を決めること」です。
具体的な方法をご紹介します。
1. まずお給料が入金された後、貯めるお金を最初に取り分けて貯蓄用口座へ回しましょう。
2. 次に、家賃や光熱費など毎月決まって出て行くお金を引き落とし用口座へ移します。
3. 最後に、食費や日用品費、交際費など自分でコントロールできるお金を封筒に取り分けます。
自分でコントロールできるお金は、次のように3つの封筒に分けましょう。
一つ目の封筒に、1〜10日の分
二つ目の封筒に、11〜20日の分
三つ目の封筒に、21〜31日の分
このように10日ごとに、それぞれ割り振られた封筒のお金でやりくりすることです。
封筒に取り分けた予算が月の終わりに余った場合には、
「お楽しみ口座」を用意して、そちらへ余剰したお金を移動させると良いでしょう。
「やりくりのペースを守る」
最後に「やりくりのペースを守る」について解説していきます。
最後にお伝えするのは、貯金に対する考え方のポイントです。
”やりくり”というと、辛くて苦しいものというイメージがありませんか?
30分掛けて1円でも安いスーパーへ行ったり、
買いたいものをやみくもにがマンすることが、やりくりではありません。
やりくりとは「使って良い予算を決めて、その範囲内で収めること」と言えるのです。
もし計画のないやみくもの節約をしていたら、
次のように負のスパイラルに陥ってしまうかもしれません。
(1)なんとなく無駄遣い
(2)お金がなくなる
(3)やみくもにガマンする
(4)ストレスが溜まって……
(5)また、なんとなく無駄遣いしてしまう
「1円でも安いことを優先するよりも、
予算の範囲内で”良いもの”を選んだ方が長持ちして、
結果的に出費が抑えられる」という場合もありますね。
貯める習慣を長く続けるためにも、
無理のない月々のペースを守ったやりくりを心がけましょう。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「自分が持っている金額を把握し、いつもどんなことにお金を使っているのか知ろう」ということ
そして「やりくりとは苦しいものではなく、自分の予算を決めて使っていくこと」ということでした。
冒頭でもご紹介した通り、お金の貯まらない原因の多くに
「現状が把握できていない」というポイントがありました。
自覚のない出費は、お金が貯まらないだけでなく、
「良い体験(買い物)をした」と精神的に満たされる機会も得られず、
ストレスだけがたまる一方です。
お金とは、ただ貯めれば貯めるほど良いものではありません。
お金は、自分の目的を叶えるための手段です。
使いたい時に必要なお金を用意するために、
日頃は無理なく貯められる習慣を身につけておきましょう。