片付け

片づけの女神

片づけの女神が教えてくれた片付けのやる気を維持する方法

普段、私達が目にする片付け本とは、どんな内容のモノが多いでしょうか。
基本的には具体的な片付け方法や、片付けに対する心構え
もしくは収納方法や掃除の仕方などが書かれているかと思います。

もちろんどの本もすごく勉強になりますし、役に立つ情報が満載です。
ですが中には、「普段から読書はするけど、内容は小説ばかり」という方や、
「片付けについて学びたいけど、難しい本はちょっと苦手」なんて方もいらっしゃることでしょう。

そんな方にオススメの本がありました。
それが2011年に出版された「片づけの女神」です。
本書は小説でありながら、片付け方法や心のあり方も学べるという他にあまり類を見ない1冊となっています。

今回の研究資料
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吉島智美さんは「ホーム・オーガナイザー」

著者の吉島智美さんは、もともと住宅の設計に関わるお仕事をされていましたが、
2004年より片付けの専門家として活動を始めました。

そして片付けと同時に「思考や心の整理」をサポートする「ホーム・オーガナイザー」となり、
現在では個人宅での片付けサービスや、セミナーや講演、テレビにも活躍の場を広げています。
また、日本プロフェッショナル・オーガナイザー協会の理事長も務められている方です。

そんな著者は本書での冒頭、片付けをうまくこなせるようになると時間にも気持ちにも余裕が生まれる。
そしてその心の余裕が、人生のゆとりにつながっていく、と書いています。
そのためのヒントが満載の本書で、楽しみながら片付けを学んでいきましょう。

本書は片付け本でありながら小説

改めてご紹介しますが、本書は片付け本でありながら小説なんです。
ですので登場人物がいて、そのやりとりを通して物語は進んでいきます。

この物語の鍵を握るのが、本書のタイトルにもなっている「片づけの女神」です。
身長は30センチ、片付けをこよなく愛する女神は、言葉はきついが愛情はピカイチ、そんな設定になっています。

そんな物語は5つの章で構成されています。

第1章 自分と向き合う
第2章 片づけで部屋がスッキリ変わる
第3章 片づけで心が変化する
第4章 片づけを伝道する
第5章 片づけで人生が変わる

そして、ひとつの章の中もいくつかの節に分かれているんですが、ひとつの節の最後に必ず「女神メモ」として格言が書かれていて
それは片付けに留まらず、人生の教訓にもなるものばかりです。

さて、本書は小説仕立てということで、ストーリーの全てをこの動画でお伝えするわけにはいきません。
ですので今回は、ひとつの章からそれぞれひとつずつ、格言とそれにまつわる文中での内容などを少しご紹介して
一緒に学んでいければと思います。

第1章 自分と向き合う

第1章 自分と向き合う

「部屋は住んでいる人の心を表す!」

これは散らかった部屋に現れた片づけの女神が部屋の主である主人公、真奈美との会話の中で放った一言です。

そしてさらに、「混乱した部屋は、混乱した人生を呼び込む」とも言っています。
なかなかぐさっとくる1文ですよね。

実際、部屋が散らかっている方の多くに、人間関係や仕事、金銭面など日常の生活になんらかの問題を抱えている傾向があります。

これは他の片付け本にもよく書かれていることですが、片付けをすることによって日常生活は大きく向上します。
思い当たる節がある方は、真剣に片づけと向き合うべきなのです。

第2章 片づけで部屋がスッキリ変わる

第2章 片づけで部屋がスッキリ変わる

「記録をつける」

本文では、主人公が片づけの女神の出現によって毎日少しずつ、場所や内容を変えながらお片付けを開始します。
1日目は床、2日目は本、3日目が文房具で4日目がキッチン。

ここまでは非常に順調に進んでいたんですが、5日目を迎えたところで急にやる気を失ってしまいます。
忙しい日々の生活による疲れも重なって、数日間片付けから遠ざかってしまったわけです。

みなさんにもこんな経験はありませんか?
いわゆる三日坊主というやつですね。

片付けをしたからといって誰かに褒めてもらえるわけでもないし、途中でやる気が維持できなくなることもあると思います。
そんな時にでた、片づけの女神からの助言がこの「記録をつける」なんです。

これはどういうことかというと、自分がどれだけ頑張ったかを視覚化するということ。
片付けノートを作るもよし、片付けた日に、カレンダーにしるしをつけるもよし。

記録することによって、自分の達成感を満たしてあげることが大事なのです。
これは出来るだけシンプルに、楽しく記録できる方法がオススメとのこと。
みなさんもぜひ、記録をつけることによって、自分自身の気持ちを高めながらお片付けをしてみましょう。

第3章 片づけで心が変化する

第3章 片づけで心が変化する 

「問題が何か理解すれば、決断出来る」

片付け初日、主人公が床の片付けをする際、片づけの女神は
「今の時点で判断出来ないモノは、目的不明としていらない紙袋とかとりあえず箱にでもまとめておけばいい」と助言しています。

そしていざ、その中身を判断してみることになります。
まずはそれらをグループに分けることから始めます。
ちなみにこの分けると言う行為は片付けの基本なので覚えておきましょう。

すると、当時判断できなかったモノなので、やはりなかなかグループに分けることは難しいんですが
ここまでにいくつかの場所を片付けてきたこともあり、以前より仕分けが出来るようになります。

「判断が出来ないのは、判断力がないんじゃなくて、目の前の問題が何なのかわからない場合がほとんど」

これはこのときの片づけの女神の助言です。
つまりそれが何の部品かわからなければ、必要かそうではないかもわかりません。
それが何かわかっていれば、しっかりと判断が出来るのです。

考えてもわからないと、思考停止になり現状維持を選ぶ。
これは片付けではもちろんのこと、人生全般にもいえることですね、非常に勉強になります。

第4章 片づけを伝道する 

第4章 片づけを伝道する 

「アドバイスは、期待ではなく信頼から行う」

片付けを始めてから3ヶ月が経ちすっかり部屋もきれいになって、片づけの女神からお墨付きをもらった主人公。
今度は人に教える立場となります。

その際、得意げになって無理強いをしてしまいます。
「いい加減、ゲームのソフトなんて捨てなよ」「いつまでマンガなんて読んでるの?」「こんなダサい食器使わないで」などなど。
すると案の定、険悪な関係になるのですが、このとき主人公は

「大事なモノ、必要なモノは人それぞれ」

だということに気づきます。
そして女神に言われます。それは「相手にこうなって欲しいという期待が大きいから」

自分が頑張って教えてるのに、相手が結果を出さないと、人は結果を出さない相手を責めます。
なぜならそれが、自分のアドバイスが悪いという意味になるから。

「アドバイスは、期待ではなく信頼から行う」
これは、なってもならなくても、あなたを信じて応援するよということなのです。
あなたはお子さんや部下などに「片付けろ」と無理強いをしていませんか?

第5章 片づけで人生が変わる

第5章 片づけで人生が変わる 

「モノに感謝し、モノにまつわる思いを卒業する。それが手放すということ」

ここでは本書の内容は省かせていただきますが、
古いモノ、思い出のモノを手放すということは大変な作業です。

ですが、その中にはだいぶ前から、不用品となってしまっているモノが多いはずです。
モノを捨てるときには感謝を込めて、心と部屋をスッキリさせましょう。

研究結果

さてここからは、研究結果についての発表です。
お片付けの第一歩、それは、、、

カレンダーに片付けをした日のしるしをつけること!

先述しましたが、いざ片付けをしてみても、三日坊主になってしまうことはよくあることです。

そうならないようにするためにも、カレンダーにいつ、どこを片付けて、どんな状態になったのか記録してみましょう。
携帯のカレンダー機能ではなく、卓上カレンダーなどをいる時間が長い場所の目に入りやすポジションに置くのがいいでしょう。

注意するポイントとしては、1日に片付けるのは1箇所だけにすること。
最初から張り切りすぎると長続きせず、また三日坊主になってしまうかもしれません。

【YouTube】お片付け研究室チャンネル紹介

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