「お金オンチ夫婦が実践した、家計のニガテ克服」
今回は「お金オンチ夫婦が実践した、家計のニガテ克服」というテーマについて、
二ノ宮とのさん著、横山光昭さん監修「借金500万からのビンボー脱出大作戦」をもとに考察していきます。
この動画を見ることによって、夫婦喧嘩にならずに家計改善を行う方法について学ぶことができます。
突然ですが、夫婦ともに家計管理がニガテで、いつも生活がカツカツ。気づいたらローンまで・・・?!
もしそんなお悩みを抱えた方がいたらあなたはなんとアドバイスしてあげますか?
今回ご紹介することを実践していただくと、
プロの手を借りながら、夫婦二人三脚で家計改善していくことができるでしょう。
それでは具体的な方法を解説していきます。
「身の回りのお金を整理整頓すること」
一言でいうと「身の回りのお金を整理整頓すること」です。
今回取り上げる本書の著者は、漫画家として活動する二ノ宮とのさん。
ご自身のお金にまつわる体験をコミカルにわかりやすく描かれています。
二ノ宮さんの家庭は、奥さんとお子さんの三人家族。
自営業で働く漫画家としての収入は不安定。
加えて、夫婦ともにお金の知識はゼロ。
なんとか暮らしているものの、いつも家計はカツカツの状態でした。
そんなとき
「ファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けて、
家計を立て直す話を漫画にしませんか?」
と出版社からの提案を受けて実現したのが、二ノ宮家の家計の再興というわけでした。
お金のプロに頼ることが決まった二ノ宮さん夫妻。
まずおこなったことは、身の回りのお金の整理整頓でした。
今まで場当たりで対応していたお金の流れを改めて見直したところ
・月の収支は黒字にできること
・見落としていた借金が500万円ほどあったこと
と衝撃の事実が明らかになったのです。
見落としていた借金とは一体・・・?このあと詳しくご紹介しますので動画をそのままご覧ください!
ここでは身の回りのお金を整理整頓することについて
ポイントを3つに絞ってみました!
・第三者であるプロに介入してもらおう
・借金ともうまく付き合おう
・カード払いの管理のコツを押さえよう
ここからさらに詳しく、これらを一つ一つ解説していきます。
「第三者であるプロに介入してもらおう」
まずはじめに「第三者であるプロに介入してもらおう」について解説していきます。
さて、出版社の企画でファイナンシャルプランナーの先生に家計相談をすることになった二ノ宮さん。
ここで一番の悩みは「家計改善のための夫婦の協力」という壁でした。
なぜなら二ノ宮さんの奥さんはその当時、お金に関してとても無頓着。
将来のために家計改善を打診しても、いつも夫婦喧嘩に発展してしまうので、
家庭内でお金の話題を持ち出せない雰囲気になっていたのだそうです。
お金の話題でいつも夫婦喧嘩に発展してしまう理由は、
お金に詳しくない者同士で話し合っても、課題解決のための議論が進まないからだったといいます。
お金に詳しくない自分たちで解決しようものなら、
・パートナーのお金の使い方に制限をかける
・食費など効果の薄い所で支出削減の努力をする
このような解決策のため、衝突することもしばしば。
節約を試みても成果に表れず見当違いな結果ばかりだったといいます。
二ノ宮さんはそんな自身の苦い体験からも、
自分たち家族で解決できないお金の管理については
一度お金のプロに介入してもらうことをおすすめしています。
プロは客観的な分析と提案を行います。
ファイナンシャルプランナーの先生に介入してもらうことで
「先生の意見を取り入れてみよう」と夫婦で建設的に話し合い、同じ方向へ歩むきっかけを作ってもらえます。
ちなみにプロに相談となると金銭面が心配な所ですが、ご安心ください。
家計が苦しい方の相談にのるサービスなので、
低い予算から応じてもらえるファイナンシャルプランナーの方も少なくありません。
ぜひ参考にしてみてください。
「借金ともうまく付き合おう」
続いて「借金ともうまく付き合おう」について解説していきます。
さて、プロの分析によって家計の現状把握を行なった二ノ宮家では、
なんと今まで見落としていた借金500万円が発覚したのでした!
その内訳は、
・学生時代の奨学金が約400万円
・年金、住民税、国民健康保険の支払い滞納金、クレジットカードの滞納金の合計が約100万円
合計で約500万円の借金を抱えている状況だとわかったのです。
これは大変!一度に支払う額を多めにして、急いで借金を片付けないと!と二ノ宮さん。
しかしプランナーの横山さんはそれに反して
「借金と長くうまく付き合う方法」を提案したのでした。
その理由は、貯金がゼロの状態でもし不測の病気や事故に巻き込まれたとしたら
それこそ生活が困難になってしまうからです。
一気に返済した方が利息は少なくて済みますが、まずは焦らないことだと横山さん。
手元に生活を守るための貯蓄を最低限確保しながら、
少額ずつ返済する選択肢がおすすめとのことです。
ちなみに二ノ宮さんの場合、
滞納している国民健康保険や住民税は、役場に相談を持ちかけ、分割で少しずつ返済するということで交渉できたのでした。
この時点で、今の生活を守りながら着実に返済を行う見通しが立ちました!
「カード払いの管理のコツを押さえよう」
最後に「カード払いの管理のコツを押さえよう」について解説していきます。
家計再興の見通しが立ったところで押さえておきたいのが、
今後も同じような事態に陥らないための習慣づくりです。
浪費グセを放置していては、借金を繰り返す生活から抜け出せないと危機感を覚えた二ノ宮さん。
さっそく奥さんをつれてプランナーの横山さんに相談を持ち掛けます。
この浪費グセの話のなかで登場するのが、特にクレジットカードでしか支払えない事項について。
横山さんの提案は、クレジットカードの代わりにデビットカードの導入をすることでした。
デビットカードは電子決済に使えるアイテムの一種ですが、次のような特徴があります。
・口座にある金額以上の支払いはできない
→ここがクレジットカードとの大きな違いです。
クレジットカードでリボ払いなどのプランにしていれば限度額を超えても使用できますが、デビットカードは上限金額以上は使えません。
ちなみにデビットカードでは自分で使用額の上限を調整できます。
・口座の残高がリアルタイムで反映される
→デビットカードだと自分がどれだけお金を使ったのか瞬時に把握できるので、カードで払ってもお金を使った自覚をつけやすいのです。
ついついやってしまう癖を根本的に排除するのはハードルが高いものです。
しかし浪費グセがあることを自覚した上で、策を講じることはさほど難しくはないといいます。
より詳しく知りたい方は、ぜひ本書にてご覧ください。
【まとめ】
では最後にこの動画の考え方をまとめて振り返っていきます!
まず「お金に困った時は第三者であるプロに相談する」ということ
次に「借金は焦って早く多く支払おうとしない」ということ
そして「カード払いの浪費グセも使う人の適性によって対策できる」ということでした。
二ノ宮さん夫妻はそれまでお金のことで喧嘩が絶えなかったわけですが、
今回はお金のプロが介入することで、
ようやくまともにお金の話ができるようになったのでした。
プロに頼るのはお金がかかりハードルが高く感じます。
しかし漫画を通じて客観的に状況を見てみると、
お金に悩む家族だけで根本的な解決に切り込む方がよほど困難で、
リスクも高いことに気づきます。
お金のトラブルが起こった時はこれを機に、プロに相談してみることも視野に入れてみましょう。